地震判決を考える

2012.10.23

けさの新聞に『地震予知失敗で実刑』という記事が出ていて度肝を抜かれた。

調べてみたら、話の経緯はこうだ。
2009年1月から4月にかけてイタリア中部のラクイラ(L'Aquila)付近で群発地震があった。
イタリア防災庁の地震委員会は3月31日「大地震の可能性は低い」と報告した。
しかしその数日後の4月6日にマグニチュード6.3の地震が発生し、300人以上の死者を出した。
ラクイラの検察当局は地震委員会のメンバー7名を「過失致死」で起訴し禁錮4年を求刑した。
きのう22日、ラクイラ地方裁判所は求刑を上回る禁錮6年の実刑判決を言い渡したという。

『地震予知失敗で実刑』という記事で考えさせられた
大きな被害を受けたラクイラ県の庁舎 【2009年4月】
この写真は http://lnx.itisbarcellona.it/webradiotvgiornale/ から拝借した

いろいろ考えさせられた。

◆ 「大地震の可能性は低い」との報告は一応専門家の良心に基づいてそう思ったのだろう。(地震委員会のメンバー7名のうち5名は学者だったという。)
しかし大自然はそれをあざ笑うかのように地震が起きた。被災者には申し訳ないが大自然はそんなもんだと思う。
だから6年間も牢屋にぶち込まれて出してもらえないという、こんな厳しい判決はおかしい(と思う)。

◆ こんな裁判が正当化されたら、予知学者は「狼少年」にならざるを得ない。
実際日本の天気予報でも嵐の前などきついめの予報を出している。何もなければいいが、何かあれば気象予報官がやり玉にあげられる。それを織り込んでの予報かなといつも思う。

◆ じゃー何を信じたらいいのか。大自然に対抗する手段はない。大地震に正面から向き合い、対策を講じ、災害にあったら被害を最小限に抑えるように対応するしかない。ラクイラはローマの北東90キロのところにある

◆ かと言って「地震予知」の研究はやめないでほしい。相手が地殻なので「何日の何時何分に起こる」という予測は多分永遠に無理だと思う。しかし「そろそろ起こりそうだ」「それはどれくらいの規模だ」位のことは徐々に予測できるようになるのではないか。科学技術のそういった進歩は大いに期待したい。

◆ 求刑より重い実刑判決を出したのは、地元の裁判所だ。地元に肩を持った「えこひいき」の判決かなぁとも思う。

なお余談だが、このラクイラ地震では地震発生を予知した地震学者がいたという。その学者は3月になってラドンの濃度が高まったので「3月末から4月初旬にかけて地震発生が発生する」とラクイラ市や民間防衛隊に警告を発していたという。
しかし学会や政府関係者たちは、その学者の警告を信ぴょう性がないとして無視し、中には精神病患者扱いする者もいたという。

またもいろいろ考えさせられた。

◆ 日本でも「富士山が噴火する」という話は幾度も出ては消えている。ほとんどの人は私を含めて「まぁありえないだろう」と高をくくっている。しかし富士山は休火山であって死火山ではない。地球の動きは人間の寿命とは比べものにならないくらい長~いものである。
富士山が最後に噴火した1707年(宝永の噴火)から2012年までの300年なんて、地球にとってはほんのまばたきだ。

◆ 大自然は時として人知を裏切る、あるいは人知を上回る。そういうこともあるかも分からない。肝に銘じておきたい。

◆ 大自然に対して人間は小さい存在だということは忘れてはならない。

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◆ ラドンってどんなもんか知らないけど、その発生と地震の関係も研究課題として取り上げたらいいと思う。

◆ 大地震の前にはナマズがあばれるとか犬が異常に吠えるとかいわれる。動物たちの予知能力も立派な研究課題だ。

◆ ばかな研究と思われても真剣に取り組む価値はあろう。なにせ我が国は地震の多い国だから。

2012.10.23










ああ 地球温暖化

2012.10.23

ケータイはNTTドコモを使っている。
毎月の利用明細(請求金額)は郵送してもらわないで「マイドコモ」というウェブサイトでチェックしている。
地球温暖化防止に協力しているつもり
きょう9月分の利用明細をチェックしていたら、『ポイントがたまっています』との表示が目に留まった。
たいしてたまっているわけではないが、来年3月には失効するポイントもあるという。
買い替えたい機種もないし、このまま失効するのももったいないから、じゃぁ何か食品とでも交換するか・・・
と思ってそのサイトに載っている電子カタログ(pdf)をぱらぱらとみて、交換商品を決めた。

ポイント交換
これがサイトに載っていた電子カタログ

さて,申し込む段になって商品番号を記入する欄がない(数量を記入する欄はある)ので「151」(電話サポート)で聞いてみた。

一旦カタログを取り寄せ、そのカタログから希望の商品を選ぶんだって。
たしかに「マイドコモ」サイトでは下のような「手続きの流れ」が出ている。

ポイント交換の手順
この説明だと、申し込んだらカタログが届くという。
数量「1」とはカタログの部数だったことがわかった。

きょう申し込んだら3週間後くらいにさっき見た電子カタログ(pdf)の実物が届くんだろう。
カラーで分厚い立派なカタログだろうことは想像がつく。
見たらそれでおしまい。
実にもったいない。

ケータイの毎月の利用明細は「マイドコモ」でチェックして、地球温暖化防止に協力しているのに、これじゃせっかくの努力も水の泡だ。
同様の趣旨を「151」の窓口の方にも申し上げた。
『電子カタログがあれば 紙のカタログはもったいないから要らない』という人は私の他にいないか聞いてみた。
「お客さんのような方は初めてです」とのこと。
その方は「申し訳ありません」ばかり繰り返して「貴重なご意見として承ります」と恐縮されていた。
私の意見を聞かされた「151」の電話口の方も気の毒だった。

でも ああ 地球温暖化はいつ止められるのだろう。
日暮れて道遠し。
暗澹たる気持ちになった。

2012.10.23















漫画なはなし

2012.10.20

けさの日経新聞で小さな記事を見つけた。

漫画なはなし
スウェーデン・ストックホルムから突然電話があったとき山中先生は『自宅の洗濯機がガタガタいって調子悪かったのを直している最中だった』と受賞会見でもらしておられた。
これは先生自身が謙虚な気持ちで(自分は平凡な人間だ)ということをいいたかったのだと思う。
これは先生の人柄を語るエピソードとして記憶されていいが、あまり喧伝したら先生も迷惑だろう。

しかもこの記事では、閣僚有志が洗濯機の購入費用を贈るという。
閣僚有志の割り勘らしい。
余りのセコさに驚き、記事を読んだ私が恥ずかしくなった。
まったく『漫画』だ。
こんなことを真剣に考える人たちの頭の思考回路はどうなってるんだろう。
贈られる先生だってありがた迷惑だろう。

田中真紀子さん(文部科学大臣)の発案だというのもうなずけるが、ほんとこの方の思考レベルには参ってしまう。
文部科学大臣だったら『研究補助金を増額する』位の発言があっていいのではないか。
先生も「国の援助がなかったらこの受賞はなかったし、今回の受賞は日本人みんなの受賞だ」という意味のことを繰り返し語っておられた。
それでも日本の研究費はアメリカに比べたら微々たるものらしい。
敗戦後日本が復興したのは貧しい中でも少しでもアメリカに追いつこうとした熱意だった。
アメリカを追い越さなくてもいいが、まだ少ないと言われている補助金の増額など真剣に検討してほしい。

スーパーコンピューターの性能が世界一でなくてなにが悪いとまじめに考える議員もいる日本は、科学者にとって住みにくい国だ。
日暮れて道遠し。日本の将来はどうなるのか。
『漫画』のような記事を見たあとは、暗澹(あんたん)たる気持ちになってすごく後味が悪かった。

2012.10.20





















テーマ : 日常雑感
ジャンル : ブログ

ネット一括見積り比較

2012.10.16

自動車保険がまもなく満期になる。
埼玉にいたときは近くの自動車ディーラーさんが保険の代理店もしていたので、ずっとまかせっきりだった。
京都に引っ越してきて見ず知らずの地なので、更新は自分でやらなければならなくなった。

テレビを見ていると「インターネットで保険を申し込むと安い」というCMをよく見かける。
インターネットブラウザーでも自動車保険のバナー広告など派手に出ている。
それにつられて先日(日曜)自動車保険一括見積もりサイト(『ズバット』というサイト)で見積り依頼してみた。
その体験記。

まず「ズバット」に入ったはずで、実際「ズバット」にIDやパスワードの入力を求められたにも拘わらずいつのまにか「保険スクエアbang!」というサイトに誘導(?)されてしまった。どういうしくみになっているか調べてみたが説明が見つからなかった ⇒ 不安を感じた。
「3分で見積りがでます」というが、必要事項を入力するのに車検証や去年の保険証書などを参照せねばならず、とても3分という訳にはいかなかった。 ⇒ 3分という誇大表現にうさんくささを感じた。
どういう乗り方をするか(通勤かレジャーか)、年間の走行距離は、割引等級は?など、ウソを書いても誰が検証するのか、鵜呑みにしてしまうのかわからないなと思った ⇒ そんな不確実な情報でどうして正確な見積りができるのか、また事故などの保証がどうして的確にできるのか不審に感じた。
一括見積りを頼んだもんだから、どどーっと見積りがEメールで送られてきた【下の写真はパソコンのEメール受信画面】。Eメールを開いて見たら保険料が「安い」か「高い」かが分かると思うが、価格(保険料)だけで『安い保険』を選んでいいものなのか ⇒ 素人にはよく分からない世界だなと感じた。Eメールを開ける気にならなかった。

ネット一括見積り比較

世の中の皆さんはどうしておられるのだろうか。
伝統的になじみの代理店さんを通して契約されているのか。
毎年インターネットで契約を見直し、一番安い保険を選んでおられるのか。

私としては、インターネット経由で契約するのは不安を感じた。
インターネットとは相手の顔が見えない恐ろしい世界だ。
かつて「食べログ」でもやらせがあって、何も信じられないと書いたことがあった ⇒ こちら

インターネットで保険でも同様の異臭を感じたので、止めとこうと思う。
だから、上記の写真にあるEメール、まだ開けていない。
「ネット一括見積り比較」しただけ時間の無駄だった。
「ズバット」さんには申し訳なかったですが、貴重な経験をさせてもらった。

2012.10.16













よろこぶべきか ?

2012.10.2

京都に引っ越してきたので自動車の運転免許証の住所を埼玉から京都に変更届けに近くの警察署に行った。

ついでに視力を見てもらったら、裸眼でOKだという。
裸眼で運転できるだけの十分な視力(0.7)があると認定されたのだ。
はたちのときに運転免許を取って以来ずっと「眼鏡等」の使用が義務付けられてきた。
今回50年ぶりに「眼鏡等」の条件がなくなったことになる。

よろこぶべきか ?
めがねをかけなくても運転できるようになった

確かにめがねをかけなくてもよくなれば便利だ。
しかし私の人相は“めがね付き”で長年とおってきた。
いまさらめがねを取ったらおかしくならないか。
鏡でめがねを取った自分の顔を見たらなんと間のぬけた顔か。
よろこぶべきかどうなのか。
複雑な気持ちだ。

2012.10.2














こんなこともできるのか

2012.10.1

埼玉から京都に引っ越してきた。
きょう転入届のため京都の上京区役所に行った。
庁舎が老朽化したためプレハブの仮庁舎で業務を行っていた。

プレハブ2階建てだが,中に入って驚いた。
プレハブとは思えない立派なつくりだ。
2週間ほど前にこの仮庁舎に移ったばかりだというから,新しくてピカピカだ。
普通の建物と違うと気づくところは
・ ×字の筋交いが外壁に見える(中に入れば窓からも分かる)
・ 人が歩くと床が少し振動する
くらいで,エレベーターもあれば空調もある。
普通の建物とほとんど変わらない。

上京区役所
写真は上京区役所 仮庁舎 2階の様子

2階にはおびただしい什器があり多くの人が働いている。
床が落ちないかすごく心配だ・・・でも大丈夫のようだ。

最近ではプレハブでこんなことができるのか。
ハイテクに驚いた。

2012.10.1











JRご苦労さん !

2012.10.1

きのう夜遅く(23時42分)、引っ越しのため京都駅に着いた。
新幹線で来たが、台風17号通過のため運転見合わせがあり、京都まで5時間以上かかった。
5時間以上かかって京都に着いた
台風が来ていることが分かっているのに強風の中突っ走れば洞爺丸(とうやまる)事件のような大惨事を招かないとも限らない。
JR運転指令も判断が難しいことだろう。
かと言って運休してしまえば、旅客に大迷惑だ。
私もどうしてもきのう中にこちらに着いていなければならなかった。
遅延してでもいいから慎重に運転していただけて本当にありがたかった。

私の乗った列車が、始発の東京駅で2時間ほど発車待ちしたが、その間、他の列車を予約していた人が振替で続々乗り込んできた。
その変更手続きだって、たぶんコンピューターでするのだろうけど大変な作業だろう。
間違いなくできて当たり前、間違ったらクレームでJRも浮かばれない。

こんなに遅延しても乗客の誰ひとり文句も言わず黙々と降りていった。
改札を通ったら、普段なら切符は戻ってこないのに戻ってきた。
おかしいなと思ったら赤いスタンプで「遅延」と押されていた。
係りの人に聞いたら特急料金は払い戻しますとのこと。
窓口に並んだら、現金で払ってもらえた(切符はクレジットカードで買ったのに)
深夜に多額の現金を用意せねばならない。
この点でもJRさんは大変だなぁと思った。

こちらは5時間以上かかってもただ座っているだけ。
本当にJRの皆さん、深夜までありがとうございました。

2012.10.1















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shochan31

Author:shochan31
名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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