雨でも予定どおり

2014.8.16

きょう8月16日は京都の年中行事、『大文字(だいもんじ)』の行われる日だ。

正式には「京都五山(ござん)の送り火」といって、お盆で戻った精霊を火によって再びあの世へと送る行事だ。
「大」の字の大文字の他、「舟形」「鳥居」など5つの山で送り火が()かれる。

でもきょうの天気予報は一日中「雨」。大雨洪水警報も出た。昼過ぎには土砂降り、夕方には低く垂れこめた雨雲で、大文字山の山影もまったく見えなかった。
てっきり中止と思っていたので、ビールを飲んで横になっていた。

家内が「外でざわざわしてる」「大文字、あるん違う?」というので、飛び起きて外に出た。
雨は止んでいた。
多くの人が東の方を見て立っている。 【※註 東の方とは、大文字山のある方向】
「へー、きょうやるんですか」と近くのお年寄りに声をかけたら、「よっぽどのことがない限り中止はあらへん」「戦争中は中止したけど・・・」とのこと。

夜8時、夜空に「大」の字が浮かび上がった。
急いでカメラを取りに帰って撮ったのがこれ。


2014.8.16、20:12 PM

歩行者天国でもないのに、「車に轢かれへんやろ」と思ってみんな車道にでている。
パトカーがやってきて「車道に上がってください」と言っても効き目なし。
みんなでやったらこわくない。

ビルの高いところにあるレストランでは「大文字を観る会」をやってるし、「大文字鑑賞」バスツアーもある。
いくら天気のせいとはいえ、中止するわけにはいかないのだろう。
それに何よりも宗教行事だから中止・順延はできないのだろうな・・・
と、あとで思った。
中止と思ってビールを飲んで横になっていたのは、浅はかだった・・・ と反省。

2014.8.16











万引犯にも名誉?

2014.8.9

きょうの新聞にちょっと気になる記事が載っていた。
載ったのは地元の京都新聞だが、東京のニュースなので共同電か。

花の様に見えるニワウルシの翼果25万円もするおもちゃを万引きされたお店が、防犯カメラに映った万引犯の写真をホームページで公開するとした。

ところが、記事によれば、法律の専門家は「犯罪行為を不特定多数に公開するのは(犯人の)プライバシーや名誉の侵害のおそれがあり、やりすぎだ」と指摘しているという。

え、えっ !? そんな考え方もあるのか。
なんかしっくりこない感じだ。

昨近、万引き被害で経営が成り立たなくなり廃業に追い込まれる書店が多いと問題になっているのは周知のことだ。

販売士検定試験のサイト によれば、
粗利50%の商品でも万引きにあえばその損害を取り戻すのに30倍売れないとモトが取れないという。
書籍は利益率が低いので、モトが取るには60倍~250倍売れる必要があるという。

このおもちゃは利益率は高そうだが、お店の被害は甚大だ。

それなのに、防犯カメラに映った万引犯の写真をホームページで公開したら『プライバシーや名誉の侵害のおそれ』だと !?

そもそも万引犯にも名誉ってあるんだろうか。
法律の専門家って、そんな考え方をするのか。
法律にうとい私は変な気分になった。

モーツアルトの有名なオペラ『フィガロの結婚』にバルトロという医師兼法律家がでてきて
「法典をくまなく探せば同義語やいいまわしで何とでも糸口はみつかるものさ」
と自信たっぷりに語る(歌う)場面がある。
17世紀のスペインのお話だ。

21世紀の日本の法律専門家も、悪い万引犯にも一分の理がある、ということか。
そんな理屈が世の中にまかりとおったら正義ってなんだろう、ってことになる。
詭弁(きべん)もいいかんにしてほしい。

と思った。

2014.8.9












罪が重くて謝れない

2014.8.5

2014.8.5 付け朝日新聞(大阪14版) p.28きょうテレビの報道で 『従軍慰安婦の記事について、朝日新聞が記事の取り消しを行った』 というのを小耳にはさんだ。

こりゃ 一大事(いちだいじ) !!
我が国を代表するクオリティーペーパーとして君臨する朝日新聞が記事を取り消したと聞いて驚いた。

それですぐ近所のコンビニへけさの朝日新聞を買いに走った。
幸いにもまだ売れ残っていた。

ウチに帰るのももどかしく、紙面を開いてみたが、1面は 『慰安婦問題の本質 直視を』 という編集委員の意見記事。
中を開いてみて、28・29面にある 『読者の疑問に答えます』 という2面ぶち抜きの特集にやっと行きついた。

どんどん目を走らせていくと小さな活字で 『吉田氏が済州島で慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します』 と書かれていた。

新聞記者は時間との戦いで記事を書かねばならず、中には書き間違いもあるだろう。
一般論としては間違った記事を書いてしまう確率は高いと思う。
それに、人間は過ちをおかす動物であることは論をまたない。
(あやま)ちては改むるに(はばか)ること(なか)れとは』というコトバもある。
とは言うものの、クオリティーペーパーともなれば 『間違ってました』 とはかなり言いにくいのだろう。
『記事を取り消します』 とした文字が小さな活字だった心情は理解できる。

2014.8.5 付け朝日新聞(大阪14版) p.28そこまではよかったが、『間違ってましたから申し訳ありませんでした』、すなわち謝罪のことばが記事を何度も読み返してもどこにも見当たらない。

思い起こせば、朝日新聞の誤った報道がもとで、日韓関係いまのようになったというではないか。
国連の報告書も、この吉田という人の証言がもとになって作られたという。
全米各都市や、ソウルの日本大使館前に慰安婦像が建てられたのも、もとをたぐればこの記事(他にも朝日新聞はかなり誤った記事を書いていたらしい)から始まっているというではないか。
う~ん、こりゃかなり『罪』が重いな。
昔の言葉でいうと『国賊』で『売国』じゃないか。

すると、『間違ってましたから申し訳ありませんでした』という謝罪の言葉は、影響が大きすぎて口が裂けても言えないのだろう。言い換えれば、それほど『罪』が大きい、ということが言える。

朝日新聞が間違った記事を載せてしまったことに同情するし、『罪』の大きさから、うっかり謝罪のことばも口にできない状況に同情したい気持ちになった。

しかし、記事を読み進むんでいくと、

挺身隊と慰安婦は、当時(1990年代)は研究が乏しくで混同してしまった、とか、
問題の本質は女性の尊厳と名誉が深く傷つけられたことだ、とか
記事の最後に『他紙の報道は』というコラムで、従軍慰安婦に関する間違った報道はウチだけじゃなくて、他の新聞もやってるよ、
というような書き方 を見て気分が悪くなってきた。

2014.8.5 付け朝日新聞(大阪14版) p.29
すべて 2014.8.5 付け朝日新聞(大阪14版)から

挺身隊は若い女性が「銃後の守り」として軍需物資の生産に狩り出されたのは、私でも子供のころから知っている周知の事実だ。
なのに『研究が乏しくで混同してしまった』というのは詭弁(きべん)としか思えない。
『女性の尊厳と名誉が深く傷つけられたこと』と、誰も異論のないことを引き出して、話題をすり替えてるのは悪知恵としか言いようがない。
自分の犯した罪を棚に上げて、ヨソも同じじゃないかというのは卑怯(ひきょう)としかいいようがない。

これじゃ クオリティーペーパーの名が泣く。
潔くない。
実に惜しい。

私も若いころ朝日新聞をとっていたことがあった。
当時から朝日批判はあった。
しかしいま思い改めてみると、朝日批判はあながち間違っていなかったのかなぁと思う。

日韓関係の悪化の元凶だったことと、潔さのまったく感じられないきょうの朝日新聞の特集を見て、目の前が真っ暗になった。
きょうの私でした。

2014.8.5





【過去の関連記事】 困った日本のマスコミ
日本の新聞は (2014.1.28)











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名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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