スコットランドの屈辱

2014.9.19

あまりテレビを見ない私だが、昼休み、きのう住民投票があったスコットランド独立のことが気になりテレビをつけた。

ちょうど開票作業中で、BBCの画面を交えて開票結果を伝えていた。
見ると、2~3の自治体では「独立賛成票」が反対を上回ったらしいが、ほとんどの自治体では「独立反対票」が上回っていて ホッとした
政治はもとより住民自決で、私のようなヨソ者が口出しすべきでないが、イギリス、もとい、正確には連合王国は分裂してほしくなかった。
予想される幾多の混乱は避けてほしかった。

カメラを構えて待っていたら、しばらくしてNHKニュース速報が流れた。
BBCが「反対多数が確実になった」と報じたという。


1時17分、NHKニュース速報が流れた

個人的には3年前にエジンバラに行ったことがある。
観光コースのエジンバラ城に行ったとき、城内の一室にスコットランド王が代々戴冠してきたという石が展示されていた。

その石は昔イングランドに奪われ、ロンドン・ウエストミンスター寺院に置かれ、イングランド王はその石の上で代々即位してきたという(戴冠式?)。つまり、イングランド王はスコットランドも支配するという意味になる。
しかし、その石は最近エジンバラ城にもどされ、いまここにある、という説明を受けたのを思い出した。
スコットランドは昔からイングランドから 屈辱を受けてきた のだ。

観光旅行だったので現地住民の声を聞いたわけではないが、イングランドとは異なるいろんな風習がスコットランドにはある話はガイドさんの説明にもたくさんあった。

今回の投票で 「スコットランド独立反対多数」 と言っても数字は拮抗している。
最近ではサッチャーさんの時代に、スコットランドをいじめる政策がとられたらしいと聞く。
独立賛成派の不満はくすぶり続けるだろうから、今後はスコットランドをなるべくいじめないで、仲よくやっていただきたい。

今回私が感心したのは、投票率が 90% という自治体もあり、軒並み投票率はとても高かったことだ。
日本の選挙だと30%台というのも珍しくない。
しかも投票日は日本と異なり平日である。
いくら「住民の関心が高かった」とはいえ、じゃ日本で憲法改定の賛否を問う国民投票になったらどうか。
60%もいけばいいとこじゃないか。
スコットランド人の政治意識の高さには脱帽した。

2014.9.19










京都でも やっと

2014.9.14

公共交通機関にICカードが使えると便利だ。

私は埼玉に住んでいたころからパスモを使っている。
京都に移ってからは、市バスや地下鉄は敬老乗車証があるのでパスモの出番は少ないが、それでも近郊のJRや私鉄に乗るときは便利だ。

関西圏のJRや私鉄にも(東京圏の私鉄が開発した)パスモが使えるようになってうれしくなったことがある。(⇒ こちら 2013.3.7

でも、国際観光都市京都の市バスはパスモやスイカなどのICカードに対応していなかった。

きょう市バスに乗ったら、窓ガラスに「12月24日から使えるようになる」というビラが貼ってあった。

12月24日からICカードが使えます

(ふだん余りパスモを使わない)私には直接関係ないが、朗報だ。

対応が遅れていたのは資金面じゃなくて技術的な問題があったのではないかと思う。
どんな技術的障碍があったか知らないが、これを克服された方々に感謝したい。

私のパスモ
私のパスモ

私のパスモは平成22年1月17日(今から4年半も昔)に期限が切れているが、それでもチャージしたらず~っと使えるのはありがたい。
それになによりエコだ。

2014.9.14











日本美術の誇り

2014.9.14

京都に国立博物館がある。
国立博物館は全国に4つ、東京、京都、奈良、九州(大宰府(だざいふ))にある。
東京はことし、「翠玉(すいぎょく)白菜」を見に行ってきた。( 2014.6.25
奈良は去年、天平(てんぴょう)の美を見るために行ってきた。( 2013.11.10

さて、地元京都だが、中学生のとき(?)に行ったように思うが、その後ずっと京都を離れていたので、永らく行った記憶がない。
京都国立博物館で常設展示をするための施設「平成知新(ちしん)館」がきのう13日オープンしたというので、60年ぶりに訪れた。
60年前に見た、(正面玄関にある)ロダンの考える人は、昔のままだった。
(※ 2005年にできた九州国立博物館はまだ行ってない)


これが平成知新館

展示は「平成知新館オープン記念展」ということで、主催者もずいぶん力を込めたらしく、国宝、重文のオンパレードだった。

yoritomo716.jpg教科書などによく出てくる神護寺の「伝源頼朝像」()は生まれて初めて見た。

私は以前から黒い衣装の下にある地紋に注目していた。
実物を見たところ、そう言われてみればわかる程度で、図録で見る方がずっとよくわかった。
でも、顔の描写は精緻を極めており、さすが国宝指定の傑作だなぁと思った。
手前に描かれている畳のヘリが一部剥落しているものの、肖像部分は保存状態が極めてよく、感心した。
併せて「伝平重盛像」も展示されていた。
神護寺の寺宝が並んで展示されて圧巻だった。

絵画の部ではその他にも、雪舟の天橋立図、退蔵院の瓢鮎(ひょうねん)図、釈迦金棺出現図、知恩院(ちおいん)の早来迎など久しぶりに対面する作品も多かった。

金峰山(きんぷせん)出土の藤原道長経筒や仁和寺の宝相華(ほうそうげ)迦陵頻伽(かりょうびんが)蒔絵冊子箱など、忘れもしない昭和35年の「日本国宝展」(東京国立博物館)以来に出会えた国宝類も展示されていた。

chishin_721.jpg
2階第3室中世絵画展示室 向かって右は雪舟の天橋立図

6月の「翠玉白菜」のときは私ですら2時間近く待たされたので、今回も話題の展示なので大混雑かと思ってオープン2日目に駆け付けたが、意外に()いていて拍子抜けだった。

日本人にとって日本美術はいつでも見られるという安堵感があるのか、中国(しん)朝の「翠玉白菜」との落差に少しがっかりした。
でも、館内食堂で会った1家4人連れは磐田市から3時間半かけて車で来た、と言っておられた。
そんな家族もあるのでほっとした。

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ところで、京都国立博物館のスグ隣りに智積(ちしゃく)院というお寺がある。
ここには長谷川等伯・久蔵父子の桜図・(かえで)図という障壁画があるので有名だ。
近くまで来たので寄ってみた。

障壁画は元あった書院から外されて、収蔵庫に保管・展示されているのは20年前にここを訪れたときと変わらなかった。
安土桃山時代の豪華な障壁画を再度鑑賞させてもらった。

庭園を拝見しようと書院の方にまわると、なんとそこには桜図・楓図のレプリカがはめてあった。

chishakuin_770.jpg
長谷川等伯の楓図と久蔵の桜図(レプリカ)

収蔵庫にある実物と比べると色が鮮やかで金箔もまばゆい。
華やかすぎる感じはするが、描かれた当時はこんなんだったろうから、これはこれでありがたい。
美術研究家でない我々一般にはこれで十分だ。

きょうは日本美術の最高級品に出会えて満足だった。

2014.9.14







がんばれ ! オガタマノキ

2014.9.7

ウチの近くにオガタマノキの巨木があった。
オガタマノキは神木とされて神社の境内によく植えられ、大きくなる木だ。
この木もかっこよくて目立つ木だった。

それが 今年2月に切られて 無残な姿をさらしていた。
きょう前を通りかかって見上げると、若葉が出ているではないか。
感激した私はさっそくカメラに収めた。


きょう 2014.9.7 11:15 AM

これが全景。

ogatama622.jpg
きょう 2014.9.7 11:15 AM 若葉が出ていたのは右側の上の方

これは今年2月に切られているところ。

ogatama791.jpg
2014.2.24 14:20 PM 私が見たときは 作業はかなり進んでいた

当時の写真がまだ私のカメラに残っていた。

そのときも、たまたま現場を通りかかったが、立派な木を切るので 惜しいなぁ と思って記念に撮ったものだった。
デジカメなのでいつでも削除できたのだが、まだ残っていた。

そのとき切っている人に理由を聞いたら、隣りのマンションの基礎部分にも根を張って、建物によくないから、という説明だった。
それで根っこから全部切り倒すのかと思っていたら、作業は途中で中断したままになっていた。

こんな無残な姿は見たくないし、中途半端やなぁ と思っていた。
でも、木は死んだものと思っていた。

ogatama793.jpg
2014.2.24 切り刻まれたオガタマノキ

あに図らんや、生き残っていたのだ !
でも、この無残な姿はどうすることもできない。

元の姿には戻らないにしても、再び枝を張り葉が茂るまで何年かかることやら。
とにかく、がんばれ ! オガタマノキ

2014.9.7











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名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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