鬼やらいで思う日本人の心

2015.2.3

きょうは「節分(せつぶん)」。
近所の廬山寺(ろざんじ)というお寺で、追儺(ついな)の儀式、つまり「鬼やらい」(鬼追い)の儀式があるというので見に行った。

節分の日に悪魔や災厄を弓矢などで追い払うという昔からの伝統行事だが、廬山寺の追儺式には「鬼法楽(ほうらく)」といって鬼が出てくる。
京都の年中行事のガイドブックなどにはよく紹介されていて有名な行事だが、私はまだ一度も見に行ったことがなかった。

きょうの京都の最高気温は6.2℃しか上がらない寒い日だったが、境内には大勢の人がつめかけていた。
うしろの高いところにはテレビ局のクルーらしいカメラもあった。

左手に松明(たいまつ)、右手に(つるぎ)を持った赤鬼が、太鼓と法螺貝の音に乗って登場してきた。

追儺式①
赤鬼が登場

次いで青鬼、黒鬼が加わり、3匹の鬼が大きく足を上げ、周囲の人々を脅しながら踊りまわる。

追儺式②
3匹の鬼が踊る「鬼法楽(ほうらく)

そこへ追儺(ついな)師が出てきて、祈りの呪文を唱えながら5本の矢を放つ。

追儺式③
追儺(ついな)師が東西南北と真上の五方向に1本ずつ矢を放つ

鬼たちはもがきながら退散していくというストーリーを演じる。
これでことしも安泰ということになる。

聞けば、追い払われた鬼はとどめを刺される(殺される)のではなく、お祓いをして「本来の場所に帰っていただく」というのだそうだ。
へぇー 悪魔や災厄とも仲良くつきあうのかぁ…
それは日本の伝統だなぁ〜 と思う。

例えば、流れ橋。大雨で川が増水すると橋桁が流される構造の橋。実際、京都にある。柳に風。柳に雪折れなし、の発想だ。
例えば、お箸。西洋だとフォークで食べ物を突き刺して食べるが、日本ではお箸でやさしくつまんで食べる。
なんと優しい国か。

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そのあと「豆撒き」があったが、廬山寺では豆とお餅が撒かれる。
豆は蓬莱豆と呼ばれ、大豆の周りを砂糖でくるんで金平糖のようになっていた。
お餅は福餅と呼ばれ、中には「福」の焼き印が押されたお餅があるという。
残念ながら福餅は当たらなかった(拾えなかった)。

2015.2.3











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名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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