1年の折り返し

2015.6.30

きょうは1年の折り返しで、半年の(やく)を払い、残り半年を無事に過ごせるようにと祈る 夏越(なごし)大祓(おおはらえ) だ。

近所にある白峯(しらみね)神宮に「()の輪」が設置されているというので、昼休みに出かけてみた。

拝殿前に設置された茅の輪
拝殿前に設置された茅の輪

茅の輪をくぐることで、(けが)れを清め無病息災を祈願できるという。
毎年6月30日に行われる神事だ。

無病息災を祈る
無病息災を祈る

私も茅の輪をくぐって 無病息災 を祈った。

茅の輪をくぐる作法は、左・右・左とまわって最後に正面で一例、というのもあれば、8の字を書いて3回まわるというのもあるようだ。
私は今年前半、泌尿器関連の病気を患ったので、拝殿に向かって病気平癒をお願いした。

・・・ と、拝殿前に大きな必勝札があった。 ↓ ↑

なでしこジャパン必勝祈願
なでしこジャパン必勝祈願

ここ白峯神宮は、配流されて彼の地で亡くなった無念の天皇、「保元(ほうげん)の乱」で讃岐に流された崇徳天皇と、「藤原仲麻呂の乱」で淡路に流された淳仁天皇の霊を(まつ)るため、明治になって創建された新しいお宮さんだが、その場所は江戸時代まで、蹴鞠(けまり)宗家(そうけ)であった公家、飛鳥井(あすかい)家の屋敷があった場所である。それは「洛中洛外図屏風」でも確かめられる。

そんな関係で 蹴鞠 ⇒ サッカー の守護神 として(あが)められているので有名だ。

ちょうといま、カナダ各地で女子ワールドカップが開かれている。
私が先日入院していたとき、病院のTVで、わが『なでしこジャパン』が初戦、スイスに勝った試合を見た。
それから 勝ち進んで、いま4強にまでなり、とても盛り上がっている。
何しろ、4年前のドイツ大会では「世界一」となった『なでしこジャパン』である。

みんなで 「 ベスト4だー あと2勝 かつぞ~~ 」「いざ 二連覇へ」 などと寄せ書きしている。
ほほえましい風景だ。

なお、このお宮さんは サッカー だけに限らず、球技全般の守護神とされているので、境内にはいろんなスポーツの絵馬(えま)がかかっていた。

いろんな球技の勝利祈願
いろんな球技の勝利祈願

2015.6.30





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水無月(みなづき)

2015.6.29

あした 6月30日は1年の折り返しで、半年の厄を払い、残り半年を無事に過ごせるようにと祈る 夏越祓(なごしのはらい) だ。

きょう和菓子やさんから、注文してあった水無月(みなづき)が届いた。
夏越祓には水無月をいただくのが 京都の伝統だ。
白い外郎(ういろう)の上に大粒の小豆(あずき)
さっそくいただいた。
外郎がソフトで口当たりがいい。
ほんのりとした甘さがお茶にあう。

水無月
こちらは正統派の白い水無月

毎年、六月になると京都の和菓子屋さんやお餅屋さんは水無月を売り出す。
お店によって 色、味、サイズが少しずつ違っている。

近所のお餅屋さんは黒砂糖で味付けした黒い外郎の水無月と、抹茶味の緑の水無月を作っている。
これはこれで おいしい。
早速 走って買いに行ってきたのがこちらの抹茶味。

水無月
こちらは抹茶味の緑の水無月

こちらはあしたの夏越祓 本番にいただくことにした。

2015.6.29











大地震と京都

2015.6.20

きのう、地元京都の新聞やテレビで 「指月(しげつ)城の中心部の石垣が見つかった」 と大きく報道された。
その現地説明会があるというので行ってきた。

現地説明会を待つ行列
説明会の開始 22 分前でこの行列 大変な人気だ (2015.6.20 13:08 PM)

指月城というのは歴史の本にもでてこないしほとんど知られていない。

資料を見るとこうだ―
豊臣秀吉が1591年(天正19年)に聚楽第(じゅらくてい)(おい)の秀次に譲ったあと、翌1592年(文禄元年)、この指月の地〖京都郊外の伏見で、宇治川を望む高台にあり古来より月見の名所として知られていた〗に自分の隠居屋敷を着工、翌1593年(文禄2年)に完成した。
しかしその屋敷は翌1594年(文禄3年)に『城』に改築することになり、年内に『指月城』はほゞ完成した。
ところが1596年(文禄5年)7月に大地震が起こり指月城は大破し、破却された。(慶長伏見地震=地震があったので、「慶長」と改元された)
『城』としては たった2年しか存在せず、絵図類も残っていないという。
従って指月城は『幻の城』などと呼ばれているらしい。

今回の発掘地は破却された指月城の中心部と言われる場所で、見つかった石垣は自然石を用いた聚楽第や第一期大坂城と同じ形式で、きのうの報道では「貴重な発見」と高く評価していた。
だから、現地説明会には多くの人が詰めかけたようだ。

『幻の城』の中心部の石垣が初めて見つかったので確かに貴重ではあるが、石垣と言われる石の大きさは数十センチの小さなもので、3年前に発掘された 聚楽第の石垣 に比べるとかなり見劣りするように思った。

発掘現場
石垣はやや貧弱

それはさて措き、気になったのは地震のことだ。
秀吉だから強固な建築だったはずだが、このときの地震で天主が大破し石垣も崩れ、城内だけで上臈・中居・下女など約600人が圧死したと伝わる。城外の大名屋敷でも数限りなく死んだという。
その他、京都では社寺や民家の倒壊が相次いだというし、大和(奈良)・摂津(大阪・神戸)でも被害が多く、摂津・堺では死者が500人余りも出たという。かなりの大地震ということが分かる。

私も京都に住んでいるので 地震が心配 だが、京都にはあれ以来400年間 大地震がない。
現地説明会に来ている人が 「もうそろそろ(地震が)来るのやろか」 とつぶやいていた。
私も心配になった。
それを聞いていた近くの人がすかさず 「阪神淡路大震災があったやんか」「しばらく大丈夫と違う?」 と言っていた。
うーん、なるほど。

溜まっていた地震エネルギーが発散してしまっていればいいのだが。

2015.6.20












グルジアがジョージアに

2015.6.15

旧ソ連邦のグルジア(当時はグルジア共和国)はジョージアと同じだ、とはかねてより聞いていた。

夕刊を開いたら 『ジョージア(グルジア)の首都トビリシで・・・』 と書かれているのに気がついた。
あぁ、ついにグルジアはジョージアと呼ばれる(書かれる)ようになったのか・・・ と思った。

きょうの夕刊記事
きょうの夕刊記事 (© 日本経済新聞 夕刊)

ところが調べてみると、新聞記事の統一表記法のレベルの話じゃないことがわかった。
「在外公館の名称・位置ならびに在外公館勤務外務公務員給与法」という聞いたこともない法律があって、グルジアをジョージアと呼ぶ、という改正案が成立して 4月22日に施行されたのだという。
法的根拠のある、大変重たいきまりである。

グルジアの国の名前は、グルジア(昔はグルジア共和国)の公用語・グルジア語では「サカルトベロ」というらしい。
実は「グルジア」というのはロシア語なのだが、グルジア人がロシア語を嫌って、英語読みの「ジョージア」にしてほしいと、グルジアの方から我が国に頼んできたらしい。
(グルジア人はロシアをよっぽど嫌っているらしい)

我が国の公用語・日本語で、我が国のことを「ニッポン」という。
切手には「NIPPON」と書かれて久しい。オリンピックには、選手は胸に「NIPPON」と書いて出場する。でも外国人はだぁれも「ニッポン」と呼んでくれなくて英語の「ジャパン」だ。(フランス語で「ジャポン」、ドイツ語で「ヤーパン」、スペイン語で「ハポン」等々)
そしてついには 仕方なく 自らも「ジャパン」と名乗っている。

グルジア人は、現地語の「サカルトベロ」ではなく、自ら進んで 英語読みの「ジョージア」にしてほしいと希望している訳だ。

へぇー、英語の株も上がったもんだ。英語はもう 『世界語』 だもんね。
英語という 『世界語』 で行こう グルジア人の決意に脱帽した。

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とグルジア人を持ち上げておいて恐縮だが、これにはひとつ大きな難点がある。
それは「ジョージア」はアメリカにもある、ということだ。
同じ名前の地名は混乱のもとだし、いただけない。

九州の宇佐(USA、大分県宇佐市)とアメリカの国の名前(USA)は一緒だという話がある。
宇佐神宮は奈良時代以前の創建らしいし、宇佐という地名はもっと古い卑弥呼(ひみこ)の時代には既にあったのかもわからない。
アメリカ(USA)は独立したのはわずか200年余り前だが、自分たちの国の略称(彼らは略称の方をよく使う)が、まさか太平洋の向こうの国に2000年近く(?)も前から同じ名前の町があったとは夢にも思ってみなかっただろう。
アメリカには小さな町の名前だが London も Paris もある。
まあ、この辺は 「格」(?) がちがうし、歴史的な背景もある。
混乱したという話はチットも聞かない。

しかし、アメリカ南東部のジョージア州と中央アジアの国ジョージアは 「格」(?) も同じくらいだし、混同しないかと心配する。
でも、ジョージア州の州都「アトランタ」とジョージア国の首都「トビリシ」はもう既に姉妹都市提携を結んでいるという。
だから(みにく)本家(ほんけ)争い もないようだ。
仲良きことは美しきかな 』 (武者小路実篤(さねあつ))だ。

2015.6.15











QOLが回復

まだ尿の色が赤い2015.6.9

私は 急性腎盂(じんう)腎炎になって 4月と5月に入退院を繰り返した。
その根本的な原因は前立(せん)肥大だった。
男性の高齢者に多い病気だそうだ。

前立腺が肥大したからといって必ずしも腎盂腎炎になるものではないが、肥大によって尿道が圧迫されるからおしっこの出が悪くなる。
そこで、先週金曜に外科手術で肥大部分を取り除いてもらった。

手術と言ってもお(なか)を切るわけじゃなく、内視鏡を使ってレーザーで前立腺の肥大部分を切り取る「ホーレップ(Holep)」という方式だった。
この方法は出血が比較的少なくてすむとのことだったが、きょう(火曜)になってもまだおしっこの色は赤い。

でも、先生は 「経過は順調で心配ない」 と仰るので、安心している。

一番うれしいのは、おしっこがシャーっと出てくれること。
ここ何年間も経験しなかったことだ。
QOLの回復はありがたい。

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Holep = Holmium Lasor Enuculation of Prostate、経尿道的ホルミウムレーザー前立腺核出術
QOL = Quality of Life、生活の質

2015.6.9










化石になるな

2015.6.1

きょうは仕事で大阪にある K 社を訪ねた。
受付の女性が私を応接ルームに案内してくれた。
そのとき、壁の下の窪みにアンモナイトの大きな化石が置いてあるのに気づいたが、単なる室内装飾かと大して気にとめなかった。

で、案内されたテーブル。
真っ黒い石のテーブルだが、応対者が来られるまでの間しげしげと眺めていた。
うーん、どうも化石らしい。
貝の化石かなぁ・・・
でも、化石がまんべんなく一面にちりばめられたこんな大きなサイズの板状の石が取れるとも思えないので、こんなデザインのテーブルかなぁ・・・ などと考えていた。

化石のテーブル
化石のテーブル

応対者が来られたので聞いてみたら、ほんまもんの化石だという。

椅子も変わったデザインなので、経営者か誰かの趣味でこういった化石を収集されているのかと聞いたら、
この会社の創業者が 『時代に取り残されて化石になるな』 という社員への戒めのために、社内のあちこちに化石を置いてあるのだという。
(「趣味」だなんて言って、申し訳ありませんでした)

へぇー、そうだったのか。
珍しい化石なので、写真を撮らせてもらった。
あいにくカメラを持ち合わせていなかったので、ガラケーのカメラで撮ったのがコレ。

化石のテーブル(拡大)

化石のテーブル(拡大)

化石のテーブル(拡大)

感心したのは、1枚板のこの大きさだ。
長さは2メートルを超えるだろう。

応対者に『なんでも鑑定団』に出したら1億円はしますね、と言ったら、いやぁ~そんなにはしないでしょ・・・ と謙遜されていた。
(いや、私はおべんちゃらで高い値段を言ったのではなく、ほんとにそう思ったのだ。)

帰りに応接ルームのテーブルを見まわしたら、この化石の大テーブルは私のところだけでなく、他にも2脚あった。
こんな貴重な ”文化財” を惜しげもなく応接室に置くなんて !
もったいない気がした。

このビルの21階の応接室には巨大な化石が置かれているというし、ビル内のあちこちに化石が置いてある・・・ とのことだった。

オフィスに戻ってインターネットで探したら、この会社のホームページに<コーポレート・ポリシー>が出ていた。


環境の変化を先取りし、 自らも進化する
化石に見られる生物種の中には、三葉虫や恐竜のように滅びたものもあれば、環境にあわせて進化し、生き延びているものもある、わたしたちは三葉虫や恐竜にならないように、環境の変化を先取りし、自らもいち早く進化し、力強く生き延びていこう。


なるほど !!

2015.6.1












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shochan31

Author:shochan31
名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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