フェルメール全作品

2015.8.22

フェルメールは生涯に何枚描いたか明らかでないが、寡作だったらしい。
その彼が描いた絵で、現在まで残っている37枚を全点、原寸大に複製した展示会があるというので行ってみた。

展示場に入る
会場は 祇園甲部歌舞練場 八坂倶楽部という、西洋絵画の展示場として異例の場所だ

西洋絵画の複製展示場としては陶板画の 大塚国際美術館 (徳島県鳴門市) が知られる。

しかし、きょうの こちらの展示は単なる複製 (コピーないしはレプリカ) ではなく、制作当時の色彩にまで復元したという。主催者はこの手法を 「リ・クリエート」 と呼んでいる。
念入りに額縁まで模倣したという。

会場は日本建築なので、畳敷き。
そこに、制作年代順に37点が展示されていた。

もちろん、フェルメールの全作品は画集で見ることもできるが、実物大で一堂に展示されているのは見ごたえがある。
(こんなレプリカに何の価値もないと一笑に付す意見もあるのは承知しているが)

もちろん「デルフト風景」もあった
畳敷きの和室で泰西名画を鑑賞する

これは有名な 「デルフトの眺望」。
フェルメールの作品の中でも一段と評価が高い。
解説曰く 「いま7時10分。朝日が教会の尖塔を照らす。雲がバラ色に染まる。美しい一瞬をとらえた・・・」 と。
告白するが、私は以前からこの絵の “よさ” が理解できない。
「手紙を読む女」 のような一連の室内画は何度見ても見飽きない。寓意も入念に込められていて、それらをひとつずつ見ていくのも楽しみだ。

たとえば 「牛乳を注ぐ女」。
1997年にアムステルダムで実物を見たときの感動は忘れられない。

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37点の中には真贋論争のある 「聖プラクセディス」 (聖プラクセデスとも書く) もあった。
これは去年のオークションで落札されたが、当時は落札者が公表されていなかった。
当時、私も大いに関心があったので、新聞記事を切り抜いて持っていた。
(註: 私が関心があったのは、フェルメールの作品がオークションに出たという点で。)

当時の新聞切り抜き
日本経済新聞 2014.7.9 夕刊 p.14 掲載の記事の切り抜き

余談になるが、その落札者はのちに日本人だとわかり(名前はいまもって匿名)、その方は絵を東京・上野の東京国立西洋美術館に寄託され、いまは同館で常設展示されているという。
これまでは欧米にしかなかったフェルメールの作品だが、ついに1枚が日本にあることになったという絵だ。
(真贋論争はあるものの、ほぼ真作に間違いないらしい。)

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さて、閑話休題。
きょう一連のフェルメール作品を見ていて気づいたことがあった。
それは、どの作品も正方形に近いということだ。

私は、このブログに載せる写真は縦横比 1:1.41 の横長の白銀比で統一している。
(註: 黄金比はさらに細長くて 1:1.62 だ。)
私が横長にしているのはモニターや印画紙の形を意識してのことだ。
横長は人間の視野にも近い。

正方形に近いということは、フェルメールが使ったというカメラオブスクーラの乾板が正方形だったからではないか。
これは私の仮説である。
いかがでしょうか。

2015.8.22












オガタマノキ その後

2015.8.15

ウチの近くにオガタマノキの巨木がある。
いや、正確には「あった」というべきか。

約1年前今年2月に枝葉を完全に削ぎ落とされて 無残な姿をさらしていた。
可哀そうだが、命脈は尽きたものと思っていた。

それから半年、若葉が出てきたので感動した。
これはその時の様子。(2014.9.7)
【右の写真をクリックするとそのときの様子が別のウインドウで見られます】

去年、まだ命脈を保っていることがわかって感動し、『がんばれ ! オガタマノキ』とエールを送った。
そして、その後も観察し続けていると、ことしの春ごろから徐々にではあるが葉っぱが増えてきた。
こちらがきょうの様子。

オガタマノキ その後
きょう 2015.8.15 11:06 AM

オガタマノキ その後
きょう 2015.8.15 11:15 AM
だいぶ葉っぱが増えてきた

この様子をカメラに収めようとウロウロしていたら、老女性が通りかかって、私に『生き返ってきましたナ』と声をかけてくれた。
その方はシルバーカー(歩行器)を押しながら買い物帰りの様子で、もう八十代かと思われた。
聞けばこの近くに住んでいるらしく、私と同様に、(去年2月に)枝葉を切り落とされている現場を見ていたという。
そして、その後の様子を見続けていたという。

私がこの木の無残な姿を悲しみ、生き返ってきたのを喜んでいると言ったら、その女性は「おたくも見てはりましたか・・・ ウチだけやなかったんどすなぁ」と感慨深げだった。
私にとっても、私以外にこの木に関心を払っている人がいるんだとわかってうれしかった。

オガタマノキは神木とされる木だ。
この老女性は生き返ってくるこの木から何かをもらっているのだろうか。
わずかの会話ですぐ別れたから、詳しい話は聞かなかった。

2015.8.15

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追記 2015.12.14

きょう、このオガタマノキの前を通り過ぎようとしたら オガタマノキ がなくなっていたのに気づいて驚いた。
完全に切られてしまったのだ。

ogatama299.jpg
2015.12.14 14:50 PM

去年2月24日に枝葉を切られてからは無残な姿をさらしていた。
一時は旺盛な生命力を見せていたが、こんなされたのではもう完全に命脈は尽きただろう。

ogatama300.jpg
2015.12.14

なむあみだぶつぅー
なむあみだぶつぅー

2015.12.14














京の七夕2015

2015.8.2

いま京都は猛暑に見舞われている。
きょう午後には最高温度が 39.1 ℃を記録したそうだ。
お陰で何もかもが熱い。
水を飲もうと思ってコップをとりだしたらそのコップは熱いし、水道の蛇口をひねれば熱い水がでてくる。
部屋の温度計も 37.9 ℃にまで上昇し、ついに耐え切れず クーラーをつけた。

夜になっても暑さはマシにならなかったが、ウチの近くで行われている納涼行事 『京の七夕(たなばた)』 というイベントに行ってみた。
とくに青色LEDを使った「光の天の川」は見応えがあった。
これがノーベル賞の青色LEDだ。

光の天の川

光の天の川
光の天の川

かき氷売り場には行列ができていた。

kakigohori473.jpg


暑いときはアイスクリームよりありがたい。

2015.8.2











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Author:shochan31
名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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