いたちごっこ

2016.5.30
先々週の5月20日、私の周りで Windows 10 へのアップデートを巡ってひと騒動があった。( こちら

トラブルは私の周りだけではなかったようで、先週5月27日には新聞にも採りあげられていた。
その記事によれば、マイクロソフトに直接クレームをつけている人もいるようだ。

トラブルは私の周りだけではなかったようだ
これは 先週5月27日付け京都新聞(朝刊)の記事
トラブルは私の周りだけではなかったようだ

しかし、私の5月20日のブログにも書いたように、私は、更新プログラムを削除するなどして、自動アップグレードしないよう対処した。
だから安心していた。

ところがけさパソコンの電源を入れたら、下のような画面が出てきて驚いた。

またも以前と同じノーティスが現れた
自動アップグレードしないよう対処していたのに、以前と同じノーティスが現れた !!

ええっ !? これ、どーゆーこと ??
自動アップグレードしないよう対処したので、二度と現れないハズだった。
これじゃ 前とおんなじだ。

私が5月20日に、自動アップグレードしないよう対処したのは 下記の方法だった。
すなわち、「よろず堂通信」 というサイトに紹介されていた方法で、
3つの更新プログラム (KB3035583、KB2952664、KB3021917) を削除する (アンインストールする) というものだ。

「よろず堂通信」が紹介する方法
「よろず堂通信」が紹介する方法

きょう念のため、コントロールパネルから更新プログラムを見てみたら、5月20日に削除したハズの KB3035583、KB2952664 があるではないか。 (KB3021917 はなかったが・・・)
なんということか。

KB3035583 は 2016/05/26 に
KB2952664 は 2016/05/20 にインストールされている。

つまり、アンインストールしても再びインストールされるらしい。
しかも、KB2952664 は アンインストールしたその日(5月20日)に再インストールされているではないか。
知らなかった。

しつこいというか、悪質というか、熱心というか ・・・。

それでさっそく KB3035583、KB2952664 を再度アンインストールした。(アンインストール後は再起動を要する)
そして、念のためコントロールパネルから再度更新プログラムを見てみたら
KB3035583 は見えなかったが、KB2952664 はまたもインストールされているではないか。

コントロールパネル画面
アンインストールしたのに KB2952664 は再びインストールされていた !!

コントロールパネル画面(拡大)
拡大してよく見てください きょうの日付けになっている

これじゃ いたちごっこ じゃないか。
いいかんげんしてほしい。
人生は短いのだ。

2016.5.30

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追記 2016.5.30 KB2952664 をアンインストールしてもまたインストールされる問題

KB2952664 をアンインストールしてもまたインストールされる問題は、おかしいなと思いながら、マイクロソフトの熱意に負けてそのままにしていた。

午後、フと思ってググってみたら 『Win10更新の「KB2952664」を何度アンインストールしても消えない場合ひたすら繰り返す!』 という 「デジ埋」 というサイトがあった。
私と同じ状況の人がいることがわかって、何と書いてあるか見てみた。

「デジ埋」サイトの説明
「デジ埋」サイトの説明

『どうやらこの KB2952664 等の更新プログラムは何度も重ね書きで更新 されているようで、1つをアンインストールすると
「あ、じゃあその前に入れたやつを代わりにアクティブにしておきますねー」
みたいな感じで重ね書きされる前のやつがまた立ちはだかってくるっぽいのです。』

『ひたすら「アンインストール~♪」「アンインストール~♪」を繰り返してください(再起動せずに)。
根気よくやり続ければいつか蘇ってこなくなります。』

とのこと。
なるほど、そういう仕組みか。

2016.5.30

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追々記 2016.6.7

午後、近所の I さんから電話があった。
「パソコンがおかしい」という。
聞いてみたら どうも Windows 10 にアップグレードされかかっれいるみたいだった。

それで 先日の知人 ( こちら )と同様、 「ライセンス条項」 のところで、「拒否」のボタンを押してもらって あやうくアップグレードは回避できた。

繰り返すが、私は Windows 10 を断固拒否しているわけではない。
Windows 10 も悪くないだろう。 (と思う、まだ使ったことないが)
アップグレードされた人(されてしまった人)は Windows 10 に慣れてもらったらいい。
でも I さんは(私の口から言って申し訳ないが)パソコンの初心者だ。
そういう方はしばらく 現状のママのほうがいいんじゃないか。(Windows 7 か 8.1 かは知らないが)
マイクロソフトさん、悪く思わんでほしい。

2016.6.7










大徳寺を訪ねる

2016.5.21

京都の各寺院で行われている 「春の特別公開」 があすで終わる。
それできょう午後、ふだんは見られない大徳寺の法堂(はっとう)の天井龍と唐門(からもん)を見に行った。

特別公開の入口

法堂の天井龍(雲龍図)は、妙心寺の法堂と同じ狩野探幽筆(かのう・たんゆう)の作という。 ( 妙心寺の法堂は こちら
狩野探幽といえば、あの二条城二の丸御殿の障壁画を描いた大絵師だ。

京都の各禅寺には古今の名画泊が腕を(ふる)った天井龍の名画が描かれており、同じ画材ながら、各々が(けん)を競っている。
ただ、「鳴き龍」だとか「八方睨み」だとかややこしいけれども ・・・。

ここは「鳴き龍」なので、ガイドさんから手を叩くコツの説明を受けたあと、ひとりひとり手を(たた)いて確かめることができた。
緊張のせいか、うまく叩けない人もあって周りの人の笑いを誘っていた。

うまくポーンと叩けば、キンキンキン・・・ と反響する。
手を打った本人以外の周りでもよく聞こえた。

つい先日、相国寺(しょうこくじ)、法堂の天井龍(蟠龍図)を見に行ったことがあったが、ここも 「鳴き龍」 で、そのときは「この龍が京都で一番よく鳴り響く」と説明されていた。( 相国寺の法堂は こちら
しかし、こちらの大徳寺もなかなかのものだ。
相国寺といい勝負じゃないか。

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次いで 国宝の 「唐門」。
この門は方丈側からも見られるのだが、その場合は遥か遠くから眺めることになるので、せっかくの細部までよく見えない。
きょうは 「特別公開」 ということで、初めて間近にまで行って見ることができた。

解説者が彫刻された細部をひとつひとつ指差して説明してくれた。
孔雀(くじゃく)、龍、仙人、鯉、象、(ばく)(しん) ・・・ 

唐門(国宝)
聚楽第の遺構と伝わる唐門(国宝)

目をこらさないと分かりにくいのもあり、じっくり見ていたら日が暮れるから 「日暮(ひぐらし)門」 と呼ばれる、と。
そういう話はよく聞くので、これまで漠然と「なるほど そうか」と思っていたが、彫刻された動物を実際探してみると結構時間がかかるので、日暮門はあながち誇張でもないかな、と思った。(もちろん、じっくり見たところで 日が暮れるまで長くはかからないだろうから、誇張には違いないけど)
(しん)は想像上の動物で、(口から)気を吐くので、蜃気楼という ・・・」 などと、分かったような、しかしよく考えたら分からない説明もあって苦笑した。

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堪能して帰ろうとしていたら境内に 黄梅院(おうばいいん) という 塔頭(たっちゅう) があって、そこも 「特別公開」 されているという看板が目に入った。
まぁ、あまり興味はなかったが、ついでなので見せてもらうことにした。

ohbai-in_731.jpg

門をくぐると新緑のカエデと杉苔のやさしい風景が目にとびこんできた。

ohbai-in_732.jpg

中はとても広くて、ずーっと渡り廊下でつながっている。
へー、日頃の手入れも大変だろうなぁ と同情した。

中に 「直中庭(じきちゅうてい)」 という庭があった。
千利休が作ったという。
彼の才能はお茶だけではなかったのだ。

主人、豊臣秀吉のシンボルである瓢箪(ひょうたん)を形どった池を真ん中に、不動明王に見立てた巨石(比叡山から持ち帰ってきたという)を配している。
一面杉苔の庭だ。

jikichu-tei_724.jpg
庭園(パンフレットより)  やや左に朝鮮灯篭が見える

私は、頂いたパンフレットの解説を読みながらひとつひとつ納得していた。
『左にあるのが 加藤清正伝承の朝鮮灯篭で ・・・』 うん、なるほどあれか・・・ と独り言を言っていたら、そばにいたガイドさんが 「韓国伝承のことは言わないようにしてる」 と私にそっと耳打ちをしてくれた。

韓国からの観光客も来るが、彼らを不必要に刺激しないためだという。
へぇー、ガイドさんもいろいろと苦労があるんだ。

とくに期待もしないで入ってみた黄梅院だったが、意外に大きい敷地に多くの庭園や茶室、そしてその他の歴史的遺物も多く、とても見ごたえがあるお寺だった。

ゆっくり見ていたら閉門時間(午後4時)になってしまった。
多くの観光客が帰って静まり返った黄梅院をあとにした。

2016.5.21





【過去の関連記事】 見て歩る記 京都編(京都府も含む)
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大徳寺を訪ねる(2016.5.21) 大徳寺(唐門・黄梅院)
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雪で明けた新年の初詣 (2015.1.2) 上賀茂神社



強引なマイクロソフト

2016.5.20

無償アップグレードへの誘導右はパソコンユーザー(Windows 7 ないし 8/8.1 ユーザー)にはおなじみの画面だと思う。
「このチャンスをお見逃しなく」「無償アップグレードを設定しよう」といって、去年発売された Windows 10 へアップグレードを促すものだ。

ところが、けさ、知人から 『 Windows 10 へのアップグレードが始まっている、どーしようー』 という電話があった。
『ちょっとパソコンから目を離しているすきに』、『何にもしていないのに』 という。
途中で止める手段がなく、有効な打つ手はないようだ。

へぇー ??

それで私がさっそくググってみたら、こんなサイトがあった。

      ■ 2016.05.18 追記
      5月16日頃から自動アップグレードが始まるPCが多数発生しているようです。

自動アップグレードが多数発生している

すわ大変 !!

私は Windows 7 で満足しているので、いまのパソコンは Windows 10 を Windows 7 にわざわざダウングレードして使っている。
ここで Windows 10 にアップグレードされたら困る。

調べていくうちに、更新プログラムを削除するなどして、自動アップグレードを阻止する方法も紹介されていたので、私はアワテテ対処した。

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さっきの、Windows 10 へのアップグレードが始まってしまった知人は、1時間半ほどした最終場面で 「ライセンス条項」 が出てきて、それをスクロールダウンした一番最後に「同意する」「拒否」の二つのボタンがあったので、「拒否」のボタンを押したそうだ。
そしたら 15分ほど真っ黒の画面のあと、Windows 7 の初期画面に戻ってやっと冷や汗を拭ったそうだ。
ぎりぎりセーフだったようだ。
私もホッと胸を撫で下ろした。

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私が今夜に会った別の知人は 『きょう夕方、勝手に Windows 10 へのアップグレードされてしもうた。 その間、1時間半ほど仕事がでけへんかった』 とグチをこぼしていた。

私は 『ま、時代の流れやと思うて、 Windows 10 に慣れはったらええですよ』 となぐさめた。
雑誌にだって Windows 10 の特集がよく出ているし、多くの人から口汚くののしられれいるほど悪いモノでもなさそうに思うからだ。

zasshi735.jpg

8/8.1 はさすがに(悪いうわさを耳にしているので)使う気にはならないが、10 は反省の上に立って、7 に近いものになっているらしい。
また、Windows 7 風に設定するのも可能らしい。
私はことさら時流にあらがうつもりもない。
機会があれば使ってもいい、位の気持ちでいる。

ただ、10 は Windows Live メールが使えないとか、ブラウザーが違うとか聞いているので、(人生は短いと感じている)私にとって 10 になじむ余裕がないのも事実だ。
時代の流れとはいえ、本音としては 7 で充分だ。
強引なマイクロソフトにも困ったもんだ。

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これを機会に、いろいろなサイトを見ていると、

従来は 「無償アップグレードを設定しよう」 という具合に穏やかに Windows 10 へアップグレードを促していたのに、2月ごろから、「○月○日○○時からの予定でアップグレードされます」という通知に変わり、それをキャンセルしない限りアップグレードが実行されるようになっているという。そして、(それが一斉にきょう実行されたのかどうかは分からないが)マイクロソフトが強引な実力行使に打ってでたのかも知れない。

そういったマイクロソフトの強引なやり方が腹にすえかねるのか、サイトの中には、マイクロソフトを敵視する 刺激的文言も目立った。

一時はパソコンのOSを支配し(いまも支配しているが)、一時代を築いたマイクロソフトだが、これを見ていると、心あるユーザーほどマイクロソフトから離反していくのではないか。
といってもOSの対抗馬がいない現状では、Windows 10 にアップグレードしないのがせめてもの抵抗だが。

ビル・ゲーツは引退後は 「なんとか財団」 とかを作って悠々自適の生活だそうだが、Windows がこんな状況では晩節を汚すのではないか。
ここは、OSの最高峰と言われる Windows XP でいつまでも使い続けられるようなシステムを作り出せば、再び世界の称賛を浴びると思うのだが。
彼に一肌脱ぐ気があるのかどうか、注目だ。

2016.5.20












伝統の行事 (2)

2016.5.5

京都の伝統行事 『葵祭』 に先立つ儀式として、下鴨神社で歩射神事(ぶしゃしんじ)というものが行われた。

『葵祭』 のとき(5月15日)に勅使が下鴨神社に  を届けに来る。
そときに通る楼門を穢れないように邪気を払う儀式で、もとは平安時代に宮中で行われていた「射礼儀(じゃらいのぎ)」が由来だという。

旧石器時代の遺跡から石の矢じりが出てきたりするように、矢は人類最古の武器だ。
それで邪気を追い払うというのは、かなり大昔から行われてきたのだろうと、想像をふくらませた。

まずは「屋越式(やごししき)」
矢が 下鴨神社の楼門を飛び越えるように高く射られた。

屋越式
屋越式(やごししき)

続いて「百々手式(ももてしき)」
多数の射手が次々に連続して矢を 大きな的に向けて射る儀式だ。

百々手式
百々手式(ももてしき)

ヒユーン パシッ、 ヒユーン パシッ と小気味よい音が連続する。
ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)
このとき面白い話を聞いた。
つい先日、ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)という野草を知ったとき、矢筈と言われたってなんのことかよく分からなかったが、『小葉の先端がくぼんでいるのが矢筈に似ているという』 と教わったことがあった。 
きょう聞いた話は、『筈と弦とが合うのは当然』 だから、「その筈」 というのだという。

「筈」の語源は ここからきているのだとか。
へぇー

矢筈
矢の筈と弦とが合うのは当然
だから当たり前のことを 「筈」 という


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歩射神事のあと、同じ 『葵祭』 に先立つ儀式が上賀茂神社であるというので、見に行った。
それは、賀茂競馬会神事(かもくらべうましんじ)。
文字どおり競馬(けいば)である。

賀茂競馬会神事
賀茂競馬会神事

解説によれば、平安時代後期から続いている神事だという。

いずれを取ってみても古い伝統行事だ。
きょうは日に当たると暑いが風は爽やかで、文字どおり「風薫る五月」で。
気持ちの良い一日だった。

2016.5.5



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伝統の行事

2016.5.3

きょうは生まれて初めて 「流鏑馬(やぶさめ)」 というものを見た。
疾走する馬上から的を射るもので、子供のころから知っているが、京都の(ただす)の森(下鴨神社境内)で行われるというので、見に行った。

平安の昔から行われている「葵祭」の前に、祭りが無事に行われるように祓い清める神事だというが、会場の解説アナウンスでは、流鏑馬を行っていたことは 「続日本紀」 に載っているというから、これは古い。

平安京以前のこの辺りには「鴨(賀茂)氏」が住んでいたというし、豊作と疫病退散を祈願したのが、「葵祭」(昔は賀茂祭といった)のそもそもの始まりだという。
大陸から渡ってきた原日本人に、騎馬民族の血が流れていたのだろうか。

毎年このイベントの写真を撮りに来ているという人(アマチュアカメラマン)が、私の周りに多数おられた。
そういう方は脚立を持ってきて用意周到だ。
「(有料観覧席の)前の方の方が興奮して立ち上がったら、みんな立ち上がる、そしたら人の背中しか撮れへん」
「全然ええ写真が撮れへんかった年もある」
と言われて心配したが、いざ始まってみても 前で立つ人はいなかった。
「ことしは行儀がいいわ」といいながら、いまうまく撮れた写真を見せてくれた。

私は人のうしろから、両手でカメラを上の方に差し上げて撮ってみた。

流鏑馬神事
流鏑馬神事

全力で疾走する馬のアブミ(鐙)の上に立ち、つまり手綱(たづな)を持たずに、的(約45センチ四方の杉板)を矢を射るのだから極めて難しい技だ。
1回の疾走に的が3か所あるが、的中するたびにワッという歓声と拍手が沸いた。
中には3つとも射当てる騎手もいて、大きな拍手が沸いた。(1つは「的中」、3つとも的中すると「皆中(かいちゅう)」という。)

打ち抜いた的板は縁起もので、「当的(あたりまと)」として求める人もいた。

yabusame_464.jpg
当り的

なかなか勇壮、かつ華麗なイベントだった。

ところで、インターネットにが「やぶなび」というサイトがあって、日本中で行われる流鏑馬イベントがデータベースになっていた。
それによると、北海道から鹿児島まで全国各地で行われていて、244件もリストアップされていた。
ということは、流鏑馬はそんなに珍しくない、ってことだ。
なぁーんだ。

2016.5.3





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向きを変える神さん (2013.12.31) 神泉苑
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史跡の再活用 (2013.6.29) 高瀬川一之船入
欲 まる出し (2013.6.16) 三室戸寺
多い外人 (2013.5.26) くらま温泉
つつじの名所 (2013.5.5) 蹴上浄水場
五葉の松 (2013.3.3)梅宮大社
糺の森 (2012.12.16) 河合神社 方丈の庵











国宝候補

2016.5.3

ウチの近くにある相国寺(しょうこくじ)で、法堂(はっとう)の天井に描かれた 蟠龍(ばんりゅう)図 が見られるというので行ってみた。

解説があった。
蟠龍図は、龍が空に舞い上がる前の状態だという。
雲龍図は、龍が空に舞い上がって雲の中にいる状態で、異なるのだという。
(りゅう)にふたつのいいかたがあるのは知っていたが、大して気にもとめていなかった。
へぇー、そうだったのか。

狩野光信(狩野永徳の子)の筆になるというから古い。
解説によると、京都に数ある蟠龍図・雲龍図の中では最古だ、というのもうなづける。

法堂が建てられたのもその頃で、それ以来焼けてないという。
京都は昔火事が多かった。
中でも天明の大火は京都じゅうを焼き尽くしたという。
それでも焼け残ったというから驚く。
だから、我が国最古の法堂だという。

国宝かと思ったら、まだ『重文』(重要文化財)だという。
これは早々に国宝に指定されるのではないかと思った。
解説者も、そうですね、とニッコリうなづいておられた。


鏡天井に描かれた 狩野光信の蟠龍図

八方睨みだというが、それはよくわからない。
どの蟠龍図・雲龍図でもそんなことを言われる。

それよりも確かだったのが「鳴き龍」。
指定された場所で手を叩くとキーン・キーンと反響した。
解説者によると、天井板(建築用語で「鏡天井」という)が真ん中で10cm程高くなっていてドーム状になっているという。
そんなことまでよく計算されたものだと感心した。

「京都に数ある鳴き龍の中では一番よく鳴り響きます」という解説者の説明も納得できた。

続いて方丈(ほうじょう)に案内された。

感心したのは、真ん中の部屋に掛けられた観音菩薩像で、輪郭から衣装まですべて法華経(ほけきょう)の経文で描かれているという。
江戸中期、遠塵斎という人の作だという。
芸術的に優れたものかはわからないが、技巧としてはすばらしい。
実物は遠くでよくわからないので、写真コピーが手前に展示してあった。

解説者の言われるとおり つぶさに見てみたが、なるほど・・・ そのとおりだった。

shokokuji_415.jpg
法華経の経文で描かれた「文字絵」というものだそうだ

方丈前の廊下の突き当たりには、原在中の杉戸絵、白象図があった。
去年、琳派300年ということでよく見た俵屋宗達の白象図に似ていた。

shokokuji_416.jpg
杉戸に描かれた 原在中の 白象図

方丈の裏に回ると、深山幽谷を表したという枯山水庭園があった。
うしろを築山にして崖に模すという工夫がなされていて、市中にあって 深山幽谷とは面白い。

shokokuji_417.jpg
方丈の裏(北側)にある庭

相国寺は ウチの近くにありながら、法堂や方丈などは拝観したことがなかったが、見どころが多かった。

帰り際、さきほどの解説者が 「法堂は横28メートル、高さ22メートルもある大きいもので、その大きさを、あとで外に出たら見て実感してください」 と言っていたのを思い出し、法堂を改めて見てみた。

近く国宝に指定されそうな気になった。

shokokuji_418.jpg
うん、たしかに大きい


2016.5.3



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