癖になりそうなジン

ジン | クラフトジン | 季の美 | ジンパレス2021.6.26

京都でできた ジン が楽しめるというバーに連れてってもらった。

季の美

ジンといえばイギリスのドライ・ジンなど外国のお酒だが、このお店で出されるジンは京都・伏見の水を使って京都で作ったいわゆる 「クラフト・ジン」 だという。
ジンはふつうジュニパーベリーという木の実で風味をつけるらしいが、京都産クラフト・ジンでは日本独特の柚子、檜(ひのき)、山椒などの “ボタニカル” で風味づけをつけているという。
へぇー

ジンといえば、私は昔、飛行機に乗ったとき出されるドリンクはいつも 「ジン・トニック」 と決めていた。
さっぱりとした風味はリラックス効果抜群だった。

しかし、きょうはこの蒸留所で作られたジンをいただくので、カクテルは遠慮して、ストレートで風味の異なるいくつかのジンを賞味できる テイスティングセット を頼んだ。

季の美
きょうはテイスティングセット

「ジン・トニック」 のようなカクテルと違って、ストレートだと風味がきつすぎて、まるでお薬を飲んでいるように感じる。
ちょっと抵抗感があった。
・・・ しばらくすると、酔いが足先にまで回ってきた。
飲み進むうちにお薬のような風味にも慣れてきて、なんか 癖になりそう な感じになった ・・・。

季の美
イギリス、ヴィクトリア朝時代のアンティーク家具をしつらえた部屋

お店の人によると、チェイサーとなるお水は京都の井戸水を使っているとのこと。

千二百年の京都文化は豊かな地下水によって生れ、育(はぐく)まれてきた。
地下鉄工事などで水脈は切断され、いまや京都の地下水源は危機的状況だ。
そんな中で、水を井戸水にこだわっているのも、このお店の見識だなぁーと思って感心した。

2021.6.26







ストロベリームーン

ストロベリームーン | 満月 | 6月 | 京都2021.6.24

「おおきなお月さんやなぁ」と思って見あげていると、近くで写真をお月さんを撮っているらしい女性がいた。

ストロベリームーン
午後8時33分撮影

ちょっと声をかけてみた。
「望遠で撮るとぶれてうまく撮れへん ・・・」
「最近 スマホを iPhone12 に変えたんですけど、〔iPhone12 の中では〕 一番安いのにしたから ・・・」
とこぼしている。

「さっきは (月がまだ低い位置だったので) もっと赤かったですよ」
「ストロベリームーン っていうらしいです」
とのこと。

ストロベリームーン
これが 「ストロベリームーン」

へぇー、ストロベリームーン かぁー
初めて聞くけど、なんか夢のある名前だなぁ。
満月のお月さんには ちょっとむら雲がかかり、いい感じだ。

こないだは 「スーパームーン」 だといって話題になっていた。
たしか、月が大きく見えるんだとか言っていた。
ストロベリームーン はいちごのように赤いのか。

さっそく手元のスマホで繰ってみたら、6月の満月をそう呼ぶそうで、満月には毎月なんらかのニックネームがあるという。
へぇー、そんなん知らんかった。

ストロベリームーン
© tenki.jp から

ウェブページによると、満月の一連の名前はアメリカ先住民の言い習わしだという。
ふむふむ。

なお、ストロベリームーンの名の由来は、いちごのように赤いからではなくて、野イチゴの収穫時期がその由来とか ・・・
そんなスマホ画面の説明を読んでいたら、その間に女性は姿を消していた。

2021.6.24










桃の実を抱く石の猿

鬼門除け | 鬼門封じ | 京都2021.6.15

京都の街を歩いていて面白いものをみつけた。
敷地の一角をへこまして砂を撒き、そこに を彫った石が置いてあった。

鬼門除け 猿
一角をへこまして 石彫りの猿が置かれている

ちょうどここは敷地の東北隅だ。
すぐピーンときた。
『鬼門除けのお猿さんだ !!

鬼門除け 猿
ちょうどここは東北隅

東北の方角は『鬼門』で、邪悪な鬼はその方角から侵入してくると考えられている。
京都ではそれを信じ、鬼が侵入しないように 『鬼門除け』 をする人が多いようだ。
京都以外の土地ではどうなんだろう。
京都の道は東西南北方向に沿ってつけられているので、どこが東北の方角かわかり易いせいかもわからない。

ふつうは東北隅 (または反対の裏鬼門) に結界を設けて白砂を撒くだけで 『鬼門除け』 にしている( こちら はその一例) 。
しかし特別な邸宅、京都御所や東本願寺などでは敷地の塀の東北隅をへこませている。
ここは塀に囲まれているマンションの敷地だが、やはり東北隅をへこませているのだ。

そして、とくに京都御所は、天皇の住まいであるだけに厳重で、へこませた塀の破風の下に木彫の猿を置いている。(

鬼門除け 猿
京都御所の東北隅、破風の下に祀られた猿は烏帽子を冠り御幣をかついでいる
(出典: インターネットサイトから)

鬼門除け 猿猿は十二支の申で、鬼門とちょうど反対方向の干支(えと)だ。
また 〔魔物が〕去る(●●)、との意味もあるという。

木彫の 京都御所 と異なり、ここは 石彫り だ。
珍しい
へぇー、こんな 『鬼門除け』 もあるんだ。

しかも烏帽子も御幣もない自然の猿だ。
腕で何か抱いている。
赤ちゃんザル(子猿)かな?

近づいてよくみると 桃の実 のようだ。

これが 桃の実 だとすれば、桃の実 は魔力があると信じられているので納得がいく。

そこで こんな話を思い出した。
昔、イザナギノミコトが亡き妻イザナミノミコトを訪ねて黄泉(よみ)の国にいく。
「決して見ないで」 という禁を破って覗き見たら、妻の体は腐ってウジが湧いた醜い状態だった。
(醜い姿を見られた)妻は怒り、魔物と共に追いかけてきたのでイザナギノミコトは必死で逃げ、地上に出る黄泉比良坂(よもつひらさか)のところで 桃の実 を投げつけ、魔物を追っ払った ・・・

鬼門除け 猿
どうやら桃の実らしい

この猿を彫った方はなかなかのアイデアの持ち主だ、とお見受けして感心した。

2021.6.15






波乱を乗り越えた絵

堂本印象 | 戦艦大和 | 生誕130年 | 京都2021.6.5

新聞に、特別企画展 「生誕130年、堂本印象」 の予告が出ていた。
その記事の中で 『館初出品となるのは「戦艦大和守護神」。戦艦大和の艦長室に守護神としてまつられた作品だが(中略)各地を転々とし、現在まで生き延びた』 というくだりが私の関心を惹いた。

新聞
© 京都新聞 2021.6.3 朝刊 p.8 から

戦艦大和といえば終戦直前、呉から沖縄戦に出撃して沈んだ史上最大の戦艦だ。
その艦長室に、堂本印象が描いた絵が守護神としてまつられ、沖縄出撃の際に焼失を避けて陸揚げされ、その後進駐軍の目を避けて各地を転々とし、いま初めて京都に里帰りした、という。

それできょう早速、その絵を見に行った。

入館
府立堂本印象美術館

「戦艦大和守護神」 は縦101cm×横48cmの縦長の絵で、お社(やしろ)らしい建物と森が描かれ、額に入っていた。

展示絵の横の説明には、次のような由緒が書かれていた。
  • 海軍は戦艦大和が竣工するにあたって、艦名を伏せて、大和神社(おおやまとじんじゃ、奈良県天理市)に縁のある画題で大和神社の分霊を祀りたいと奈良県へ発注、奈良県が堂本印象に制作を依頼した。
  • 絵は昭和16年(1941)、戦艦大和の艦長室に祀られ、昭和20年(1945)、陸揚げされた。
  • その後、進駐軍が江田島に入る知らせを受けて、大作など約200点近くが宮島や大三島へ預けられたが、そのうちこの絵は呉海軍工廠職工共済会病院(現・呉共済病院)に預けられた。
  • 絵は昭和31年(1956)、海上自衛隊第一術科学校教育参考館に寄贈されて現在に至る。

以上のような経緯を経て、今回初めて京都に里帰りしたという訳になる。
数奇な運命というほどのものではないが、進駐軍を避けて病院に隠されたのには何かわけがあったのだろうかと興味が湧いた。

今回の展覧会が終われば、絵は再び教育参考館に戻されるという。

2021.6.5

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大和神社
出典: 「@press」、2021.6.2 付けサイト から








水のない池と石の船

2021.6.4

京都は先月16日に梅雨入りした。
観測史上で最も早い梅雨入りだったそうだ。
それ以来晴れたのは3~4日で、あとは曇ったり降ったり。

ところで、京都御苑の間之町口が整備され、4月1日公開された。
大きな石が置かれ、周りの砂利が掘り下げられていた。
先日、庭師さんから 「いい形の石を見つけてきて、船に見立ててあります。この石は重さ 3.6 トンあります。石の周りは低くしてあり、雨が降ると水がたまり、あたかも水に浮かぶ船のよう になります」 との “貴重な” 話を聞いた。
それで、大雨が降るのを 秘かに 待っていた。

きょうは未明から雨。
そぞかし水が溜まっていることだろうと、時折強く降る雨の中を心ときめかして現場に駆けつけた。

雨庭
京都御苑の間之町口

ところが、水はたまるどころか、舟に見立てた石も雨脚の方角によるのか、下の方は濡れてないところまである。
私のズボンがずぶ濡れになる位の雨なのに、全くの期待外れだった。

この程度の雨じゃ 水量が不足なのか。
水はけがよくて たまらないのか。
理由はさだかではないが、見に来たのは無駄だった。

2021.6.4

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追記 2021.12.26
『グリーン・パワー』 という雑誌の最近号に水の溜まっている光景が出ていた。
それによると、上記、京都御苑の間之町口に設けられたのは 『雨庭(あめにわ)』 という施設だということがわかった。

雨庭
© 『グリーン・パワー』 2021年12月号 p.21 から(森林文化協会発行)

キャプションには、豪雨のときに一時的に雨水を貯留する、と書いてある。

なるほど、あのときは 〔思ったほどの〕 豪雨ではなかったんだ。
あれ以来、こんな豪雨があったとは気づかなかったなぁ~

2021.12.26




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名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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