厳冬の中に春の兆し

タンポポ | 京都御苑2022.1.29

ここのところ毎日、最高気温が10℃を超えることはない。
いまは 年中で一番寒い季節だ。
そんななかできょう、近くにある公園の草地でタンポポらしい花をみかけた。

兆

黄色い花びらなのでタンポポとは思うが、確かめるため、指でかき分けようとした。
しかし、まわりに葉がぎっしり密集していてどうもならなかった。
茎も何もない。

兆

この、首をすくめて葉に中に埋もれてちぢこまっている様子は、じっと寒さに耐えているといった風情だ。
そんな様子をしながらも、少し咲きかけている・・・ ということは、『春』 の兆しがあるということだ。

きょうは 厳冬の中に春の兆し を見た。

2022.1.29






涙ぐましい努力

マイナンバー | マイナンバーカード | マイナカード | マイナ2022.1.2

きょう地下鉄に乗ったら、扉の上、両扉に「つぎは、あなた!」という広告があった。
言わずと知れたマイナンバーカード普及のための広告だ。

マイナ

マイナンバーカードは2016年に交付が始まり、私は同年9月に交付してもらった。
しかし日本全体では普及が進まなかった。

そこで国は、電子マネーに20,000円チャージしたら5,000円のポイントがもらえるという『マイナポイント付与』プレミアムをつけたものの去年〔2021年〕はじめになっても普及率25%程度だったと聞く。
デジタル化がすすめば行政の能率があがり、経費節減になるかと思うが、普及がすすまないのは惜しいことだ。

そこで、この「つぎは、あなた!」キャンペーンではないかと思う。
この広告代だって馬鹿にはならないだろう。
ま、しかしこれで京都市交通局の収入増につながる。
ほんと、『カネは天下の回りもの』だ。
〔もとをただせば我々の税金だが ・・・ 〕

マイナ

電車を降りて、乗り換えのために別のホームに行ったら、ここにも広告があった。

マイナ

国の(この広告主は京都市なので、国から補助金が出ているのかと思うが)涙ぐましい努力に脱帽した。

2022.1.2
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投書追記 2022.2.10

けさの地元紙、「読者の声」という投書欄にマイナンバーカードに関する投書がふたつ載っていた。

ひとつは「マイナカード便利さ実感」という賛成意見。
もひとつは「"ニンジン作戦"は人権侵害」という反対意見。
© 京都新聞 2022.2.10 朝刊 p.11 から

マイナポイント付与といったやり方は国民をお金という餌(えさ)で釣っていると思う。
確かに、"ニンジン作戦"と言われてもしかたがない。
投稿者は 「マイナンバーカード取得は本来任意」 だから強制されるのは 「人権侵害」 という論理だ。

日本は思想の自由が保障されている民主主義国家なので、国民にとってはありがたいが、政府もつらいところだ。

2022.2.10








これは一体ナンだ?!

街かど芸術 | 六地蔵駅2022.1.2

きょう通りかかった或る地下鉄駅の入口でちょっと気になるものがあった。
おやっ ?!

六地蔵駅

駅の入口の建物の横についている明り取りのガラス窓。
10枚ほどある窓のうち、手前の1枚だけ、白いペンキが塗られ、それが日光で乾燥し自然に “ひび割れ” したように見える。

六地蔵駅

そうだとしても、一面きれいに “ひび割れ” している。

六地蔵駅

乾燥して “ひび割れ” するように故意に〔ナイフのようなもので〕縦の線を入れておいたのか、それとも偶然の結果か。

六地蔵駅

ま、偶然ではこうはうまくいくまい。
故意に〔ナイフのようなもので〕縦の線を入れ、乾燥するのを待って、偶然を利用して “ひび割れ” を入れたのだろうか。

それにしても “ひび割れ” に沿って〔乾いたペンキ(?)が〕立っているのはどうしたのか。
指で触れば簡単に折れ(取れ)そうだ。
簡単に手の届くところなのに無傷なのも不思議だ。

手が込んだ見事な出来であるが、かといって「芸術的」とはいい難い。
これは一体ナンだ ?!
しばらく見とれた。

犬も歩けば棒に当たる
町を歩けばこんなものにも出会うものだ。

2022.1.2
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追記 2022.1.6
きょう、また例の地下鉄の駅を利用する機会があったので、”偶然ペンキ芸術(?)” をもう一度見てみて、目を疑った。

先日、“ひび割れ” に沿って〔乾いたペンキ(?)が〕立っているのは不思議だし、指で触れば簡単に折れ(取れ)そうなのに残っているのも不思議だと思ったのが、きょう見たら全部折られていたのだ。

六地蔵駅

あれから たった4日だ !
(ほんとはもっと短かったかもわからないが、私がここを通りかかるのは4日ぶり)

この4日間のうちに誰かが手で(指で?)折ってしまったのだろう。
下にはペンキの粉のようなものが落ちていた。
(でも、それにしては少ないのは、風で散ったのか)

「指で触れば簡単に折れ(取れ)そうだ」 との予測が的中して怖くなった。
尤も誰だって、これ(乾いたペンキ(?)が立っているの)を見れば、さわって折ってしまいたくなる衝動にかられること間違いなし。

ということは ・・・ 先日、ほんの一瞬に〔乾いたペンキ(?)が〕立っているときに私は遭遇したのか。

ますます不思議の思いが募った。

2022.1.6







ほんまもんの鳴虎図

寅年 | 鳴虎 | 報恩寺2022.1.1

年が改まって、ことしは寅年。
それに因んできょうは、12年に一回、寅年のさいしょの三が日、つまり1月1日~3日だけしか公開されない中国伝来の『虎圖』を拝観してきた。

報恩寺
報恩寺山門

その 『虎圖』 があるのは、上京区の報恩寺。

図の左上にある 「四明陶佾(しめい・とういつ)」 というのは人名で、この図の画家の名前らしい。
明(みん)時代(1368~1644)の画家だろうと推定されているそうだ。
日本にあるほとんどの虎の絵は実物を見ないで書かれているが、この虎は実際、華南地方に生息する虎に似ていると、天王寺動物園の専門家が鑑定しているそうだ。
そりゃそうだろう、現地人の筆になるなら間違いなさそうだ。
しかも、この虎は毛の一本一本まで細かく、極めて写実的に描かれている。

この絵が 我が国に伝来した経緯は不明だが、文亀元年(1501)に後柏原天皇(在位、1500~1526)から報恩寺に下賜されたことはわかっているらしい。
その後、〔報恩寺とは目と鼻の先〕 聚楽第に住んでいた豊臣秀吉はこの絵を借りて聚楽第に持って帰った。(それは1587年~1591年頃のことと思われる)
ゆっくり鑑賞したいので貸してもらったのか優品なので強奪したのかその辺は不明だが、夜になって虎が鳴動し秀吉は一睡もできなかったという。
それで、翌朝早々にこの絵を寺に返したという逸話が伝わっている。

鳴虎
コレはほんまもんです !!

この絵の虎は静かに水を飲んでおり、鳴いたり吠えたりしていない。
しかし、それ以後この絵は「鳴虎」の絵として知られるようになったという。(笑)

12年に一度しか見られないということで、観光客がおおぜい詰めかけていた。
ご住職は「複製」と書かれた説明文を指差して「これはふだんの説明で、きょうのコレはほんまもんです !!」 と汗だくで強調されていた。(笑)
なにせ、12年間のうち 11年11か月と29日間というもの 複製が展示されているのだから。
(尤も、その複製画は非常に優れた仕上がりだとのことだが)

2022.1.1




【過去の関連記事】 見て歩る記 京都編(京都府も含む)
 ただし、2019年以降。

ほんまもんの鳴虎図(2022.1.1) 報恩寺
圓徳院で疑問4連発(2021.10.30) 圓徳院
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サツキ 古寺染める(2019.6.8) 善峯寺
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優美で豪華(2019.3.3) 京都御所
猪(亥)ゆかりのお寺(2019.1.14) 禅居庵
猪はことしの干支(2019.1.6) 護王神社
デジタルサイネージ(2019.1.3) 伏見稲荷大社

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名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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