クサギの花が満開

2022.7.31

けさ所用のため 京都郊外にある 広沢池(ひろさわのいけ) へ向かって歩いていたら、なんか匂いがした。

悪い匂いではないが、わりかたキツイ臭いだ。
あれっ、これ 『クサギ(臭木)』 じゃないか? と思って道路の反対側を見あげるとクサギの花が満開だった。

臭木

この 『クサギ』 という木、インターネットで調べると
  • 日本全国の低山や林縁、沿海地、川岸のほか、〔下記のように実用に供されたので、その名残として〕 民家近くの道端や荒れ地などで普通に見られる
  • 北海道から沖縄まで全土に分布しており、山野の林縁や沿岸部など、日当たりの良い場所に自生している
などと書かれている。
つまりこの木は、かなり ありふれた木 のようだ。
しかし、都会に住んでいるせいか、私は市内では見たことがない。
ただ、ウチのちかくの京都御苑に数か所に生えているのを、たまたま私はよく知っている。
だから、けさ歩いていてすぐに クサギ とわかったのだけど。(笑)

市内では見たことがない木なので、けさ広沢池に向かう道端で見かけたときは 「珍しいなぁー」 と思った。
私にとって珍しい木 だ。
それでこのブログを書く気になった。

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近づいて見あげるときれいな秋の空だった。
あしたから八月。
気温はとっても暑いが、四季は着実に移り変わっているようだ。

臭木

さらにバックして、全景は ・・・

臭木

めざす広沢池はこの坂を降りきったところにあるのだが。

上の方のよく咲いているところを撮ろうと思うが 手が届かないので 下の方で手の届きそうなところの花を撮った。
まだこの辺は(つぼみ)が多い。

臭木

漢字の「大」の字のような花に、糸のような 雄しべ・雌しべが ひゅーっと飛び出ている(あるいはだらりと垂れ下がっている)のがこの花の特徴だ。

ところでこの 『クサギ(臭木)』 の用途だが、むかし、京都御苑内の植物に詳しい人から 「果実は草木染めの染料になる」 と聞いたことがあったし、インターネット上には
  • 果実は青色の染料として((わら)灰汁(あく)で煮出した液で衣類を染めると浅青色(青緑色)になる)
  • 若芽や若葉、花は食用として(和え物、煮つけ、天婦羅などにして食べられる、クサギの佃煮は特に珍味とされる、花も茹でて酢の物にして食べられる)
  • 根や枝葉は薬用として(乾燥させた根や枝葉を煎じた漢方薬「海州常山(かいしゅうじょうざん)」は、リュウマチ、神経痛、高血圧、頭痛に効果がある)
とあり、多くのサイトに詳しい説明がアップされている。
ところが、この春、或る方から
  • 黒酒(くろき)の材料として
という別の用途を教えてもらった。

それはいったい何かと伺ったところ、「新嘗祭(にいなめさい)大嘗祭(だいじょうさい) のときに 白酒(しろき)黒酒(くろき) が供えられるが、その黒酒というのは白酒に「久佐木(くさぎ)」の木の根を焼いて得られる灰、或いは木を蒸し焼きにして炭化させそれを粉末にした灰を白酒に混ぜて色をつけたものだ」 とのことだった。
へぇー、そんな宮中の重要な儀式に用いられるのか。
(※ 久佐木と臭木は同じ木かどうかいまいち確信が持てないが、多分同じ木だと思う。)
それで、急にクサギに関心を持つようになった。

しかし、インターネット上で 『クサギ』 を調べると、染料、食用、漢方薬の用途が書かれているサイトは掃いて捨てるほどあるが、黒酒を造る材料に言及したサイトはいまのところまだ見つけていない。
また、インターネット上で 『黒酒』 を調べると、素材となる久佐木に言及しているが、久佐木と臭木は同じ木だというサイトはいまのところまだ見つけていない。

いまやインターネットは情報の宝庫。
どんな情報もインターネット上にある (といっても過言ではない)。
それなのに ・・・ これは不思議なことだ。

2022.7.31





ほほえましい誤り

2022.7.28

きょう、近くのスーパーへ買い物に行ったら 「8月4日(木)は土用二の丑」 と書いてあった。
そうかっ、今年は 「土用丑の日」 が2回あるのか ・・・

土用

そして、その横に 「夏の 土用丑と 土用二の丑」 の説明もあった。

要するに、ウナギを2回買ってもらおうとの宣伝だけど。
売らんかなの商魂をやんわりとお客に訴える作戦らしい。
こちらとしては、こういう豆知識が得られるので、買い物も楽しめる。

丑の日

なるほど、土用というのは約18日あるので、年によっては丑の日が2回めぐってくる年もある訳だ。
それで たまたま 今年は丑の日が2回あるという。単純明快だ。

よく似たのに 「(とり)の日」 というのがある。
これは京都ではあまり言われないが、東京では11月にある酉の日を 「一の酉」「二の酉」「三の酉」 と呼び、年によって 「二の酉」までしかない年と、「三の酉」 まである年がある。
私が東京にいたころは、「三の酉まである年は火事が多い」 ということをよく聞いた。

さて、この説明を落ち着いて見ていると 「立夏の前の約18日間が 『夏の土用』」 とあるではないか。

立夏の前

ん ?! この場合 「立夏」 じゃないよね。
「立秋」 と書くべきところ、うっかり 「立夏」 と筆が滑ったのだろう。
ほほえましい誤り だった。 (笑)

2022.7.28




【過去の関連記事】 近所のスーパー「ライフ」の店内で
ほほえましい誤り(2022.7.28) 土用の期間
節分そば(2014.1.16) 節分そば








驚きを越して不感症

2022.7.24

ここ2年間コロナウイルス感染症の蔓延で、ずいぶん苦しめられた。
新規感染者が減ってきたとか、ワクチン接種が行きわたったとか、マスクをしていると熱中症になりやすいとか、いろんな理由で、もうマスクをしなくていいんじゃないかとの議論も始まっている ・・・

と、思ってたら突然 〔国内の〕新規感染者が20万人(※)を超えたという。 (※: 1日当たりの新規感染者の数)

20万突破
けさ〔2022.7.24〕の京都新聞 p.1 紙面

新規感染者が10万人を超えたときにも驚いて、『大騒ぎはしたくないが、数字の爆発的増大には驚く』 と書いたことがあった。( こちら、2022.2.2
しかし、上記のように、「もうマスクをしなくていいんじゃないか」 との議論をちらほら聞くにつれ、苦しめられたコロナともおさらばと思っていた矢先だ。

私は全然気がつかなかったが、グラフ(↓)を見ると、今月になってから急増していたようだ。

20万突破
国内新規感染者数の推移、7月23日現在、NNN集計 Ⓒ news24.jp

な、なんだ、この急増は !

10万人を超えたときに驚いたのは、下のような状況だった。

10万突破
国内新規感染者数の推移、2月3日現在、NNN集計 Ⓒ news24.jp

んー、確かに、去年8月の2万6000人から比べると、10万人というのは驚異的増大で、驚くに値する。 (註: いずれも 1日当たりの新規感染者の数)

ところが、きのうは その倍の 20万人。
驚きを通り越して何と言ったらいいのだろうか。
頭に浮かんだのは 「不感症」 ということばだった。

2022.7.24








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Author:shochan31
名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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