使い捨てのお椀

2013.11.17

きょうは、私の住んでいる京都市内から30km以上離れた美山町(みやまちょう)に行った。
いまは「南丹市」(京都府)の一部になっている。
南丹とは旧「丹後」の国の、南方という意味で、全く味気ない名前だ。
東京近郊にJR南武線という路線があるが、あれは「武蔵」の国の南の方という意味だから、同じような手法による命名だ。
宮崎に日南(にちなん)海岸というのがあって「日向(ひゅうが)」の南なのでこれも同じ手法だ。

こちら南丹は「南」が上に来ている。

ところで、私の先祖はこの美山町の出身で、おじいさんが明治の中ごろ京都に出てこられ、そしていまの私がある。
先祖のお墓に花を供えたあと、紅葉が見ごろだというので、その美山町にある大野ダムというダムに行った。
さすがきれいだ。
天気がよけりゃ色はもっと冴えただろうに・・・

ダムのほとりの公園では「ふるさと鍋」と言って地元で採れた新鮮野菜を炊いたのがふるまわれていた。

もみじは真っ赤に紅葉していた
行列を作って「ふるさと鍋」を待つ

お汁はディスポーサブル(使い捨て)のプラスチック(ポリスチレン?)のお椀に入れて配られた。
味はこの上なくおいしかったし体も暖まったが、CO2を減らさないといけない時代なのにこらあかんなぁと心が痛んだ。
食べ終わったらみんなポイポイと大きなビニール袋(これも石油製品だ)に放り込んでいく。
(ま、私も同じ罪を犯したが。)
便利だけど、この便利さが人類におおきなしっぺ返しとなって返ってくるのだ。

ディスポーサブルのお椀でいただく


駐車料500円の「環境」協力は環境美化や環境保全という意味だろう。
地球「環境」まで考えていたらいいのだけど。

大野ダム駐車場


2013.11.17
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追記 2013.11.18
いまは「植物プラスチック」と言って植物でんぷん由来の使い捨てのお椀もあるらしい。
これだと土に埋めておけば腐って土に戻るという。
はて、きのう食べたお椀は「植物プラスチック」だったのだろうか。
そうだとよかったのだが。












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名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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