ルイサダのショパン

2013.11.21

きょう夜、京都のコンサートホールにピアノ・リサイタルを聞きに行った。
家内がショパンのワルツを聞きたいというので私の分を含めて切符を2枚手配してくれたのだ。
クラシックのナマ演奏を聞きに行くのは全く久しぶりだ。

ピアニストはジャン=マルク・ルイサダというフランス人。
日本ではずいぶん人気があるらしいが、私は知らなかった。
それほどクラシックから遠のいていたということになる。(恥)

思い入れたっぷりに緩急とりまぜ、ちょっと粘着質のある演奏が特徴だ。
これを<心で弾く>というのだろう。
ピアノ演奏テクニックは抜群にうまい。
でも私にとっては端正とは言い難くちょっとクセのある演奏だなと思った。

歌手でも最初のときは端正に歌うが(従ってレコードはこれが収録される)、ヒットして何度も歌っているうちに崩れてくる、あの(でん)だ。

多分、最近はこういう演奏がうけるのだろう。
或いはショパンの曲だからこういったことができるのかもわからない。
音楽に詳しくない、シロートの<感想>だけど、私には聞いていていささか疲れる演奏だった。
従ってよく居眠りする私もきょうは眠くならなかった。

演目はショパンの名曲ばかりで(あまり聞いたことのない曲もあったが)さすが<ピアノの詩人>と言われることはあるメロディーの連続だった。
実際私の iPod にはショパンのピアノ曲がたくさん入れてある。

アンコールで3曲演奏されたが、いずれも知らない、なんだかわからない曲だった。(尤もこれは私がシロートのせいなんだろうけど)
でも、ここは(リサイタルの)最後なので聞き易い<別れの曲>にするとか、何かポピュラーなメロディーを彼独特の演奏技巧で(協奏曲のカデンツァのように)<変奏>してみせるとかしたら面白かったのになぁと思った。
果たしてあれで聴衆は満足できたのだろうかなぁと思った。

日本にはルイサダのファンが多いと聞く。
リサイタルのあとロビーではルイサダのサイン会があった。
CDを買った人にはサインしてもらえるとあって、長蛇の列ができていた。

2013.11.21












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名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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