千日詣(まいり)

2016.8.1

毎年7月31日は京都の行事、愛宕山(あたごやま、あたごさん)の千日(まいり) の日だ。

山頂には火伏せの神さんとして知られる愛宕神社があり、7月31日夜から8月1日早朝にかけて愛宕山を(もう)でると千日の功徳(くどく)をいただけるといわれている。
そこで私も家内とふたりでお(まい)りに行った。
といっても、実際は登山だが。

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年1回とあって登山者(参詣者)は多い、 きのう7月31日夕方の様子


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愛宕神社本殿に到着、 きのう7月31日 19:10 PM 撮影

私は京都生まれなので、小さいころに一度登ったかもわからないが記憶にない。
だから生まれて初めてかもわからない。
愛宕山は京都(市)で一番高い山で、市内にあるウチからでも山容はよく見える。

清滝にある登山口の標高は 80m、神社があるところは 920m あるので、標高差は 840 m。
74歳の私にとっては結構キツイ登山道だった。

明智光秀は、例の本能寺の変の直前、愛宕山で催された連歌(れんが)の会で、『時は今 (あめ)が下知る 五月(さつき)哉』 という句を詠んだのは とても有名な話で、光秀はこの句の中に 織田信長を討つ決意を秘かに詠み込んだとか言われている。
こんな近寄りがたい山の上で連歌会を催すなんて、昔の人は脚が強かったんだなぁ ・・・ と妙なところで感心した。

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けさの新聞に千日(まいり)の記事が出ていて、しんどかった体験をもう一度思い返した。

京都新聞 2016.8.1 朝刊 p.28
京都新聞 2016.8.1 朝刊 p.28


2016.8.1





【過去の関連記事】 見て歩る記 京都編(京都府も含む)
ただし、2015年以降、2014年以前はこちら

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