国際化対応
2017.2.12
トリップアドバイザーが集計する 『外国人に人気の日本の観光スポット ランキング』 で 毎年 トップに選ばれている伏見稲荷大社。
きょう、その伏見稲荷大社で、8世紀から続く 初午(はつうま) という行事があるというので行ってみた。
毎年2月の初午の日に行われるというが、ことしはちょうど日曜に当たってラッキーだった。
伏見稲荷にお参りするのは1年半ぶりだ。 〔 そのとき(2015.10.4)のブログはこちら 〕
お参りの前にまず手水(ちょうず)で 手と口を清める。

と、目の前に 「手みずの使いかた」 という図解つきの説明があった。
よく見ると英語表記もある。
さすが、伏見稲荷は 『外国人に人気』 というだけあって 国際化対応 である。
尤も、日本人でも作法にうとい人は多いから、われわれ日本人にとってもありがたい。

ふむふむ ・・・ A left hand is purified. か。 なぁるほど ・・・
ん? ちょっと待てよ

ま、ここは Purify your left hand. だろうな。
英語は 主語、動詞、目的語 (この場合は「左手を」) という語順で、目的語が最後にくるが、日本語は目的語が先にくるからこういった英語になったのだろう。
これを書いた人は恐らく日本人で、つい日本人のクセが出た、ということだろう。
でも、言わんとするところは分かるから、外国人も恐らく迷わないと思う。
以下、2.右手を清める、A right hand is purified.
3.左手に水を受け、Water is received in a left hand.
4.柄杓(ひしゃく)を立てて柄(え)に水を流す、A handle is stood, water is poured ...
柄杓を元の位置に戻す、It returns to the position ...
みな日本語式に 目的語 が先にきている。
身に滲 みついた日本人のクセはそう簡単には抜けないんだな、と感心した。
日本文化 はそれほど強烈なんだ !!
ま、私も日本文化にどっぷり浸かっているが。
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身を清めたところで いよいよ伏見稲荷大社へお参り。

願い事を木に書いて焚きあげてもらう(願いが成就 するように祈ってもらう)ところには、願い事一覧があって、こちらも日英 二か国語の説明だ。 ↓
外国人に人気ナンバーワンの神社らしく、にくい心配りだ。

本殿裏に 稲荷山 がある。
そこは稲荷神の降臨の地で、稲荷詣では、本殿にお参りするだけではなく、「お山めぐり」といってその峰々を巡拝するのがならわしとなっている。
その 4キロ、約2時間 のコースも歩いてみた。

お山めぐりは千本鳥居から始まる
山道には外人も多かったが、お宮に参るのは日本人ばかりでラッシュアワーなみの混雑だ。 ↓

稲荷山の最高峰、一ノ峰 (標高233メートル)
その山道のあちこちで見かけたのが イノシシ 出没を警告する掲示板。
これは命にかかわるから 日本語・英語・中国語 の3か国語だ。
英語は ・・・ と見ると Boars have been stopped in the precinct.

ちょっと意味不明だが、 stop が「止まる」だから、その受身形で 「止められた」。
「仕留められた」 ということかなぁ。
すると、イノシシ は猟銃で射殺されたのか、高電圧の柵に触れて命を落としたのか ・・・ ?
おだやかでない。
出没なら appear だろうし、別に precinct (境内)に限らないだろうから、Boars appear around here. 程度でいいんじゃないか。
そんなことを思いながら山を下りた。
昼間だったので幸い イノシシ にはお目にかからなかった。
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さて、初午 の行事として なにかあるのかな、と思っていたら、そうではなくて、初午に 伏見稲荷大社に お参りした “しるし(験)” として 『しるしの杉』 を授 かって帰るのだった。
ちょっと拍子抜けしたが、年一回、初午 大祭限定で与えられる縁起物 (商売繁盛や家内安全のお守り) で、昔から 霊験 あらたか と言われるというので1ついただいてきた。

霊験(れいげん)あらたかな 『しるしの杉』、¥1,000
きょうの私でした。
2017.2.12
トリップアドバイザーが集計する 『外国人に人気の日本の観光スポット ランキング』 で 毎年 トップに選ばれている伏見稲荷大社。
きょう、その伏見稲荷大社で、8世紀から続く 初午(はつうま) という行事があるというので行ってみた。
毎年2月の初午の日に行われるというが、ことしはちょうど日曜に当たってラッキーだった。
伏見稲荷にお参りするのは1年半ぶりだ。 〔 そのとき(2015.10.4)のブログはこちら 〕
お参りの前にまず手水(ちょうず)で 手と口を清める。

と、目の前に 「手みずの使いかた」 という図解つきの説明があった。
よく見ると英語表記もある。
さすが、伏見稲荷は 『外国人に人気』 というだけあって 国際化対応 である。
尤も、日本人でも作法にうとい人は多いから、われわれ日本人にとってもありがたい。

ふむふむ ・・・ A left hand is purified. か。 なぁるほど ・・・
ん? ちょっと待てよ

ま、ここは Purify your left hand. だろうな。
英語は 主語、動詞、目的語 (この場合は「左手を」) という語順で、目的語が最後にくるが、日本語は目的語が先にくるからこういった英語になったのだろう。
これを書いた人は恐らく日本人で、つい日本人のクセが出た、ということだろう。
でも、言わんとするところは分かるから、外国人も恐らく迷わないと思う。
以下、2.右手を清める、A right hand is purified.
3.左手に水を受け、Water is received in a left hand.
4.柄杓(ひしゃく)を立てて柄(え)に水を流す、A handle is stood, water is poured ...
柄杓を元の位置に戻す、It returns to the position ...
みな日本語式に 目的語 が先にきている。
身に
日本文化 はそれほど強烈なんだ !!
ま、私も日本文化にどっぷり浸かっているが。
身を清めたところで いよいよ伏見稲荷大社へお参り。

願い事を木に書いて焚きあげてもらう(願いが
外国人に人気ナンバーワンの神社らしく、にくい心配りだ。

本殿裏に 稲荷山 がある。
そこは稲荷神の降臨の地で、稲荷詣では、本殿にお参りするだけではなく、「お山めぐり」といってその峰々を巡拝するのがならわしとなっている。
その 4キロ、約2時間 のコースも歩いてみた。

お山めぐりは千本鳥居から始まる
山道には外人も多かったが、お宮に参るのは日本人ばかりでラッシュアワーなみの混雑だ。 ↓

稲荷山の最高峰、一ノ峰 (標高233メートル)
その山道のあちこちで見かけたのが イノシシ 出没を警告する掲示板。
これは命にかかわるから 日本語・英語・中国語 の3か国語だ。
英語は ・・・ と見ると Boars have been stopped in the precinct.

ちょっと意味不明だが、 stop が「止まる」だから、その受身形で 「止められた」。
「仕留められた」 ということかなぁ。
すると、イノシシ は猟銃で射殺されたのか、高電圧の柵に触れて命を落としたのか ・・・ ?
おだやかでない。
出没なら appear だろうし、別に precinct (境内)に限らないだろうから、Boars appear around here. 程度でいいんじゃないか。
そんなことを思いながら山を下りた。
昼間だったので幸い イノシシ にはお目にかからなかった。
さて、初
ちょっと拍子抜けしたが、年一回、初

霊験(れいげん)あらたかな 『しるしの杉』、¥1,000
きょうの私でした。
2017.2.12
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