インパクトある掲示

2020.3.1

降って湧いたような 「新型コロナウイルス肺炎」 禍。
そんなに恐れる必要もないと思うが、ウイルスは目に見えないものだからたちが悪い。
何かのイベントで感染者でも出たら、当事者が寄ってたかってたたかれる。
だから、自然慎重にならざるを得ない。

地元できょうから開かれる予定だった 「ひな祭り」 も開催中止になった。
いたしかたない。
当事者にとっては苦渋の決断だったかと思うが、同情を禁じ得ない。

ウチが 「ひな祭り」 会場の入口に当たるので、主催者から 『開催中止になった旨のポスターを掲示してほしい』 と頼まれた。
急なことだし、知らずに来た人にも周知徹底しなければならない。
そこで私は、インパクトある掲示にするため 京都ことばで 『中止どす』 と大書して貼りだした。

中止
京都ことばで中止を知らせる

京都ことば は京都人にとっては普通のことばだが、京都に京都人が少なくなり、京都ことば もいまやほとんど失われてしまった。
そんな状況下で 京都ことば を使うと奇異な印象を与える。

子供たちの行列がやってきた。
通り過ぎるとき、引率の先生が 「ほれ、中止どすだって!」 と目にとめて、ポスターを指さして 子供たちに語りかけていた。
効果抜群だ。

やがて ・・・ 女性が立ち止まり 「えっ ?! 中止ですか」 と聞かれた。
「そうなんです ・・・」 と申し訳なさそうに申しあげると、がっくり肩を落とされていた。
聞けば、遠くからわざわざこの 「ひな祭り」 に来られたそうだ。

中止
肩を落とされる女性

京都ことば の掲示はインパクトがある。
効果抜群だったようだ。

2020.3.1






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Author:shochan31
名前が しょうじ なので障子が背景となっている。ペンネームはアルファベットで shochan(しょうじの愛称)だが数字 31 の由来は不明だ。

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