五大力さんから力を
2023.2.23
けさの新聞に 『五大力さん』 開催の広告が出ていたので、醍醐寺に行った。
ふつう 『五大力さん』 といっているが、正式には 「五大力尊 仁王会(にんのうえ)」 というんだそうだ。
京都では有名な年中行事だが、私が行くのは生まれて初めてだ。
お寺では、カラフルな幟(のぼり)が迎えてくれた。

この 『五大力さん』 でいただけるお札、〔五大力尊の〕『御影(おみえ・みえい)』 は、愛宕神社の 『火迺要慎(ひのようじん)』 とともに 京都では各家に貼られるとてもポピュラーなお札だ。

盗難・災難除けに霊験あらたかな 『御影』 はウチにも玄関に貼っていたが、古くなったので新しいのをいただくいい機会だった。

「五大力尊 仁王会」 という法要は延喜7年(907)に始まったそうで、1100年以上連綿として続けられてきたというから驚きだ。
その法要のひとつに、巨大な紅白の鏡餅を持ち上げる 「餅上げ力奉納」 も行われる。

それで、「五大力尊 仁王会」 の前に 「餅上げ力奉納」 を見物することにした。
金堂前の舞台ではまず女性の部から始まった。
女性は重さ90kgの鏡餅を持ち上げるものだが、5分間持ち上げ続けた人が12人中4人もいた。
腕の力のさることながら、腰が丈夫でないとうまくいかんようだ。

男性の部のお餅の 重さは150kg。
14年連続奉納しているという男性には、報道各社のカメラがズラリ放列を敷いた。
男性は全部で 11人登場したが、5分間持ち上げ続けることできたのはこの人だけだった。

見終わっていよいよ、「五大力尊 仁王会」 が執り行われている金堂の特別参拝に向かった。
長い行列ができていた。

聞くと、五大力尊の宝剣を直接握り、直接力を授かることができる滅多に行われない機会なのだそうだ。
堂内では 「五大力尊 仁王会」 が執行(しゅぎょう)されていた。

厳粛な 五大力尊(ごだいりきそん) 仁王会(にんのうえ)
この建物は国宝だが、堂内では太いロウソクが何本も点されていた。
普通、国宝建造物では火気厳禁だと思うが、やはり伝統ある法要なので特別に認められたのだろうか。
ご本尊の前に置かれた五大明王像(不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王)とを紐で結んだ宝剣を一人ずつ直接握らせてもらい、お坊さんにご祈祷してもらった。
金堂へあげてもらうのに長い行列ができていたのは、一人ずつ丁寧にご祈祷してもらえるので時間かかかるせいだとわかった。
五大力さんから 「力」 を授かったあと、いただいた 〔五大力尊の〕『御影』 に護摩の煙をかけてもらって完了。

護摩道場
京都最古の建造物、五重塔を見て、きょうの 『五大力さん』 を終了した。

きょうの私は、醍醐寺で 五大力さんから 「力」 をもらう の巻でした。
2023.2.23
けさの新聞に 『五大力さん』 開催の広告が出ていたので、醍醐寺に行った。
ふつう 『五大力さん』 といっているが、正式には 「五大力尊 仁王会(にんのうえ)」 というんだそうだ。
京都では有名な年中行事だが、私が行くのは生まれて初めてだ。
お寺では、カラフルな幟(のぼり)が迎えてくれた。

この 『五大力さん』 でいただけるお札、〔五大力尊の〕『御影(おみえ・みえい)』 は、愛宕神社の 『火迺要慎(ひのようじん)』 とともに 京都では各家に貼られるとてもポピュラーなお札だ。

盗難・災難除けに霊験あらたかな 『御影』 はウチにも玄関に貼っていたが、古くなったので新しいのをいただくいい機会だった。

「五大力尊 仁王会」 という法要は延喜7年(907)に始まったそうで、1100年以上連綿として続けられてきたというから驚きだ。
その法要のひとつに、巨大な紅白の鏡餅を持ち上げる 「餅上げ力奉納」 も行われる。

それで、「五大力尊 仁王会」 の前に 「餅上げ力奉納」 を見物することにした。
註: 「餅上げ力奉納」 は1100年の伝統はないと思うけど、いつから始まった行事なのか不明なり
金堂前の舞台ではまず女性の部から始まった。
女性は重さ90kgの鏡餅を持ち上げるものだが、5分間持ち上げ続けた人が12人中4人もいた。
腕の力のさることながら、腰が丈夫でないとうまくいかんようだ。

男性の部のお餅の 重さは150kg。
14年連続奉納しているという男性には、報道各社のカメラがズラリ放列を敷いた。
男性は全部で 11人登場したが、5分間持ち上げ続けることできたのはこの人だけだった。

見終わっていよいよ、「五大力尊 仁王会」 が執り行われている金堂の特別参拝に向かった。
長い行列ができていた。

聞くと、五大力尊の宝剣を直接握り、直接力を授かることができる滅多に行われない機会なのだそうだ。
堂内では 「五大力尊 仁王会」 が執行(しゅぎょう)されていた。

厳粛な 五大力尊(ごだいりきそん) 仁王会(にんのうえ)
この建物は国宝だが、堂内では太いロウソクが何本も点されていた。
普通、国宝建造物では火気厳禁だと思うが、やはり伝統ある法要なので特別に認められたのだろうか。
ご本尊の前に置かれた五大明王像(不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王)とを紐で結んだ宝剣を一人ずつ直接握らせてもらい、お坊さんにご祈祷してもらった。
金堂へあげてもらうのに長い行列ができていたのは、一人ずつ丁寧にご祈祷してもらえるので時間かかかるせいだとわかった。
五大力さんから 「力」 を授かったあと、いただいた 〔五大力尊の〕『御影』 に護摩の煙をかけてもらって完了。

護摩道場
京都最古の建造物、五重塔を見て、きょうの 『五大力さん』 を終了した。

きょうの私は、醍醐寺で 五大力さんから 「力」 をもらう の巻でした。
2023.2.23
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